場面緘黙ちゃん、問題解決への強い気持ちが声に出る | 人前で話せない子と繊細ちゃんの子育て手引書

人前で話せない子と繊細ちゃんの子育て手引書

教室で声が出ないという場面緘黙(かんもく)症克服の娘2人がいます。緘黙、繊細ちゃん、恥ずかしがり屋、バイリンガルの環境の子育てに寄り添うコーチングを行っています。子育て、夫婦関係、人間関係のヒントをオーストラリアの小さな島からお届けしています。

こんにちは。
今日もご訪問ありがとうございます。
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次女、現地校の教室でお話していません。
先生も学力の評価ができないので、どうするか面談を予定している日でした。

お迎えに行くと次女が
今日、シュシュなくしたけど、落とし物の箱から見つけたよ!
と教えてくれました。

そう言えば今朝次女の髪をシュシュでくくりながら、ちょっとゆるいかな?でも次女髪の毛少ないから大丈夫かと思った事を思い出しました。

困っただろうに。
でも解決できてよかった。
次回からしっかりくくろう。

そして面談になると、先生がもっと詳しく話してくれました。

休み時間で外で遊んでいる時、知らないうちにシュシュが取れてなくなっていたよう。
授業が始まっても次女が困っていて怒ってるように見えたそうです。
教室で聞いても話さなかったので、教室の隣のガラス張りの小部屋に行くと、先生に訳を話せたそう。
そして落とし物箱へ行き、シュシュを見つけられたそうです。




初めて先生と話せてる!
意識せずに自然に。
でも次女が私に報告してくれたのは、問題を解決できた事実。話せた事よりも、問題解決にフォーカスしてる次女がとても頼もしい。

面談では長女の緘黙症克服経験も踏まえながら、次女への具体的な方法(スモールステップなど)を話そうと用意していました。でもこの一件で今の調子でいけば大丈夫そうだと思い、話さずに面談を終えました。

緘黙ちゃん、繊細ちゃんを持つ親は何かと先回りして、子どもの問題を取り除きがちです。現に私も、シュシュをきつく縛っておけばよかったと思いましたし。

さじ加減が難しいところですが、時には子どもを信頼してチャレンジする方向へ持っていくのも一つの手だと思いました。

今日は週一日本語補習校の日です。
長女、担任の先生と交換日記をしているのですが、今週は書けませんでした。
現地校では話せても、補習校では話せない長女。いつもなら、私が先生に伝えるのですが、今日は自分で書けなかった事を先生に伝えてね。と任せました。

言えても言えなくてもいいのです。
色々チャレンジしてみて、そこから改善策を学べたらいいなと思います。