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とある緑色の銀河系に
ブルーの小さな星がありました
その星は円周25キロメートル
全体の2/3が海で
沢山の樹木が陸を守り
豊かな実りを齎せていました
見るからに美しいその星には
ピンク色の恐竜さんが
たった1人で暮らしていました
気がつけばその星にいて
いったいどこから来たのか
何年その星にいるのか
分からない恐竜さんは
夜…星空を眺めるのを
日課にしていたんだって
「いっぱいの星のどこかに
お友達がいたらいいなぁ」
そう思いながら星を見つめ
「こんなに沢山
星があるんだから
どこかにお友達がいる」
いつしかそれが
希望にかわってゆくの
ある夜…星を眺めていると
宇宙船が舞い降りてきたょ
その宇宙船には
水色の恐竜くんが乗ってた
彼も1人が寂しくて
他の星にいるかもしれない
お友達を探してたんだってw
2人は一緒に暮らし
楽しい毎日をおくったけど
些細なコトでケンカする…
「ナゼ分かってくれないの?」
お互い1人が長すぎて
我がままになってたみたぃ
同じ星にいるのに
意地を張り1人で過ごした
ピンクが海へ行けば
水色は森で過ごす
1人でいて寂しいなんて
思われたくないプライドから
楽しそうに振る舞い
相手が何を考えてるのか
まったく分からなくなった
「私がいなくてもよくない?」
不信感が募るばかり
本当はね
2人の楽しさを知らなかった
1人のトキよりも…
2人でいれば
何倍も楽しいと知ったから
1人の寂しさが倍増して
2人とも凄く淋しかった
寂しいのが辛すぎた2人は
どうすれば寂しくないのか
話しあったんだょ
『お互いの考えているコトが
まったく分からないから
一緒にいても寂しい』
同じ考えだと分かった2人
合体して1人になれば
もう寂しくなくなる
それで2人は…1人になった
ピンクと水色がまざり
ラベンダー色になった恐竜さん
寂しくなくなったのかな?w
「人を信用できない…」
そういう人ってたまにいる
渦巻く不信感の背景には
心が二度と傷つかないよう
守る本能が働いてるょ
罪悪感や無価値感・無力感etc
ネガティブな感情の多くは
防御本能の裏返しかも
不信感を持っている分
その人に近付かないから
自分の心は守られる
でも…この不信感が強いほど
相手の人と分離するょ
心が二度と傷つかないよう
二度と寂しくならないよう
合体して1人になった
ラベンダー色の恐竜さんは
たった1人で…
空を見上げていたんだとさw
ではでは…今夜もありがとう
愛を込めてXOXOXOXOXOXO
またあしたね
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