2人はまだ20歳の学生だった
彼は社交家で友達が多く
仲間と騒ぐのが大好き
彼女は物静かで優しい笑顔
信頼できる限られた友達と
仲良くしていた
そんな対照的な2人は
夏祭りで知り合った
紺地にピンクと紫色の
朝顔の花の浴衣を着た彼女は
友達を待っていた
屋台を冷やかしに出かけてきた彼が
彼女を見つける
その時…彼には…
色白で華奢な彼女に
スポットライトがあたって見えた
彼 「1人?だれか待ってるん?」
彼女「はい…友達を…」
彼 「あの~おれと付き合わん?」
彼女「よく知らないのでムリです…」
彼 「あ”~じゃ~知り合おう!!」
これが2人の出会ぃw
ちょっと間違えれば
ストーカーなくらいの押しで…
イタリア男並みのねばりで…
彼女と恋人になる
タイプが違うからどうかなぁ~と
心配したけど…
賢い彼女が
単純で子供っぽい彼を理解して
上手くコントロールしていたカラ
なかなか素敵な恋人ぶり
このまま時が過ぎて結婚するって
誰もが疑わなかった
そして2年が過ぎた…
恋人達は社会人になった…
この頃から彼は激しく遊びはじめ
彼女からの相談が増える…
彼女「今月は1回しかデートしてない
私のコトもう好きじゃないのかな?
他に好きな人がいるなら…
言ってくれればいいのに…」
玲 「今は遊びたいんやとおもうょ
アホやから
気づくのに時間かかるかもなぁ」
彼女は何にも言えず悩んでいた…
ほっとけなくて…彼と話してみた
奴は私の幼馴染なんだよね…
彼「あいつのコトは好きやねん
結婚するならあいつやねんけど
今は自由でいたぃ!!遊びたぃ!!」
玲「好きやけど大事にできないんや!!
ズルい!!自分勝手や!!
このままやったら失うょ…
好きなら大切にしてあげて…
それで遊べはいいやん!!」
彼「考えとく…」
玲「あほ!!あほ!!」
それから1年…
彼はまだ遊び続けていた…
彼女は痩せて…顔色も悪ぃ
なんて声をかければいいのか…
玲 「あの…」
彼女「私…諦めようと思うねん
最近いつも心がドロドロして
憎しみみたいな感情がどうしても
抑えられへんの
自分のコトが嫌いでしょうがなぃ…」
泣きながら話す彼女の背中を
だまって…一生懸命さすった…
一緒になって泣いた
大人びていても強いんじゃなぃ
彼はいつか後悔するだろうけど
それがいつだか分からなぃ
玲 「もういいょ…
幸せになって貰いたぃ…」
彼女はただ泣いていた…
彼女から別れを告げられた彼は…
「おまえがそうしたいんなら
俺はかまわん!!」と強がったらしぃ
最後のチャンス…ほんっとにバカ!!
少しずつ傷が癒えた彼女は
物静かな優しい彼を見つけて
居心地のいい家庭を築いた
あのバカ男はいい年をして…
わびしいバツイチ…爆
彼「なんであの頃…あいつのコト
大事にしてやらんかったんやろ…
あいつやったのに…
俺ってアホな奴やなぁ…」
玲「我儘が過ぎたよなぁ!!
バチちゃうのぉ♪アホやね^^爆」
気づいたトキには手遅れなコトがある
自分のコトしか考えられず…
大切なものを失って欲しくなぃ
後悔したくないから…
大切なものを
見失わないようにしないとね*^^*

