数日前まで仕事がとてつもなく忙しかったときには
これをいつまでにやる、あれをどこで買うとか、
綿密に計画して忘れないように携帯に記録しておいてた。
多忙すぎる業務から解き放たれた今、
計画をこなす気力がない自分がいる。
大丈夫、体丈夫だからなんていつも強がってばかりだ。
ストレスためないタイプなんだって言ってみて、それが当たり前になっている。
悩みなどない、お気楽なやつだと思われている。
頼られるのが好きなんだから甘えてこいよ!なんて軽口たたいてみたり。
腱鞘炎が悪化していて重いものなんて持ってはいけないのに
軽い、軽いなんて余裕のふり。
自分ではどう人に頼っていいのか、さっぱりわからない。
テキトーだってうりにしてるけど、ほんとは潔癖な自分に気づいてる。
何度も手を洗いに行かなければならない。
知らない人を見たくない、声を聞きたくない。
ずっと音楽を聴いて、電車の中では眠ってないのに
目を閉じていなければならない。
自分の真ん中に何が住んでいるのか、あるいは空洞なのか。
親に愛されなかった。
祖父母にも愛されなかった。
男の子に生まれなかったから愛してもらえなかった。
それはわたしのせいではないのだけど
誰のせいでもないのでわたしを責める以外に誰も仕方がなかったのだろう。
愛されて育った姉にとってわたしは別の世界の生き物のようだ。
そもそもわたしには人間らしい感情があるのだろうか。
家を出るのはお互いの幸せの為。
高校卒業と共に1人暮らしを始めた。
そしてそのまま、家に帰ることはなかった。
そして今は「実家」というものがなくなった。
友達はいた。友達はいる。
友にすべてを与えすべてを求めるものだから
重すぎてダメになる。
深刻に見えないようにテキトーさを身にまとったら今度は信頼されなくなった。
わたしは友を自分からきったことはない。
きられる方だ。
友情が愛情よりも大切だって信じてるから友を優先してきた。
それでも、いやそれがダメなんだな。
重たいよね。
好きになるとその人と同化したくなる。
彼女と同じくなりたい、同じものがほしい、何かを見たとき同じ感情を抱きたい…。
好きになりそうな人には近づかないようにする。
大人になれば気持ちは楽になるのだと思ってたけど
まわりを、そして自分を騙すのがうまくなっただけ。
人に利用されることも多い。
それに気づかないでいるけど、目ざとい誰かが利用されてるよって
親切心で言ってくる。
そう、その通り、利用されてた。
でも知りたくなかった。
そのまま騙されていて良かったんだよ。
その方が幸せだったのに。
休息してまた明日からここ数年で築き上げてきたわたしを演じることにする。
仕事では姉御肌のわたし。
プライベートではテキトーなわたし。
