中学3年生の時、同じクラスに
ずっと学年1位をキープし続けている
女の子がいました。

とても真面目で
私とは正反対の優等生タイプでした。


「ひろちゃん、
いつも1番ですごいね」

と思ったことをそのまま言葉にして
伝えました。

するとこう返ってきました。


「努力しないで
良い点をとっている
レモンちゃんに言われても
嬉しくない」

びっくりしました。


私としては純粋に褒め言葉を
伝えたつもりだったので
まさかの返事にショックでした。


ですがとても勉強になりました。


さらに

「毎日努力して頑張っている
私の気持ちは
レモンちゃんには
わからないと思う」

と言われました。


その通りだと思いました。


彼女と同じように
努力して頑張っている子が伝えたら
違っていたと思います。


私が言っても
褒め言葉にはならないし聞こえない
私が言っても
説得力がないし意味がない


ひろちゃんはやっぱり凄いな流石だな
と思いました。


ちなみに、ひろちゃんが生徒会長に立候補した時、応援演説を頼まれました。茶髪&ピアスの私が応援演説をしたら見事に当選しました。そんな私は学年運営委員長をしていました。




さて、ここまでは思い出話です。




言葉は持ち主によって
意味や価値が違ってくる
と思います。



誰が言うのか
誰に言われるのか



同じ言葉でも持ち主によって
伝わり方が違ってくる
と思います。



私は患者さんにお伝えする時、
言葉選びにとても気をつけています。

自分の年齢・性別・経験・立場
見た目・印象・距離感
そして伝える方の気持ちや状況
などを踏まえて
相手の方に対して失礼にならないかを
よく考えてから伝えています。
話し方(スピードやトーン)や表情にも
気をつけています。



言葉の持ち主と言葉選びで
相手の受け取り方が
違ってきます。


誰が誰にどの言葉を
どのように伝えるのか

その言葉、あなたが伝えても大丈夫ですか?
その言葉、その方に伝えても大丈夫ですか?
その言葉、その伝え方でも大丈夫ですか?




言葉に限らず
持ち主によって
意味や価値が異なるもの
って色々とありますよね。




その物に、特に言葉に
意味と価値を宿せる
そして責任を持てる
持ち主になりたい
と思います。





ポインセチアの花言葉は
『聖なる願い』