赤坂への通勤に疲れ
次の職場に選んだのは
浜松町(大門)でした。

本当は恵比寿とか代官山とかで
働きたい気持ちがありましたが
通勤する気力と体力がなかったです。

通いやすくて週休2日で
メンテナンスに力を入れていて
勉強にもなる歯科医院を探した結果
世界貿易センタービルに入っている
歯科医院にしました。

あちこち面接を受けて他は全て断り
ここに決めました。

駅直結のビルの14階にある
歯科医院でした。



ビジネスマンがほとんどで
歯科衛生士はメンテナンス業務が
メインでした。

衛生士歴40年の大ベテランの方も
いました。

初めて歯科助手さんと一緒に
働きました。

乗り換えなしで30分以内で
通える所が良くて
ここを選びました。

大門で降りれば乗り換えなしで
行けるのですが
大江戸線でさらに地下鉄が
嫌いになった私は
敢えて品川で乗り換えて
浜松町で降りるルートで
通勤していました。


先生たちも穏やかで優しく
スタッフの方たちもみんな良くて
働きやすかったのですが
勤務して2日目から
目が痛くなりました。

目がすごく痛い

涙が止まらなくて
開けていても閉じていても
痛い
痛くて眠れない

痛みを例えるなら
剣山で刺されているかのような
鋭い激しい痛みでした。

この職場、
働く人全員が目が痛くなるとの事。

酷い人は救急車を呼んだことも
あったそうです。
なので殆ど人が続かず
すぐに辞めていました。

眼科に行っても
ドライアイと言われるだけで
原因が分からず。

院長もこの事は把握していて
空気清浄機や加湿器を何台も
置いたりして
それなりの対策をしていましたが
スタッフの目の症状は
改善されませんでした。

症状に個人差があり、
酷い人や軽い人がいましたが
みんな目の痛みに悩んでいました。
皮膚が赤くなって炎症が起きる症状も
ありました。

ですが何故か院長だけが
症状がありませんでした。
男性だから?
スタッフ皆んなで色々考えて
原因を探りましたが
わかりませんでした。

眼鏡をかけたり目薬をさしたり
何をしても改善されませんでした。

毎日目が痛いので
睡眠不足にもなり
また体調を崩していきました。

職場で倒れたりもしました。

結果
3ヶ月で辞めてしまいました。
また頑張れなくて残念でした。



辞めてから1年後ぐらいに
目の痛みの原因を知りました。

紫外線殺菌灯の影響でした!


歯科医院では器具を殺菌灯で
保管しています。
扉を閉じている時は常に
殺菌灯が付いていて
開くと消える仕組みになっています。
この殺菌灯、強い紫外線なので
絶対に直視してはいけないものです。

殺菌灯はDNAを損傷するので、人体にも有害であり、皮膚・目を傷害する。防護メガネの着用は必須で、肉眼で点灯中のランプを見るのは厳禁であり、また光線が皮膚にあたらないよう保護する必要がある。






それがなんとこの殺菌灯が
故障していて
扉を開いても付いたままに
なっていたんです。
つまり人体に有害な殺菌灯を
毎日毎日何度も何度も
直視していたのです。
目が痛くなるはずです。

器具の準備や片付けをしない院長だけが
症状がなかったのも納得です。
にしても
故障している事に何年も誰も
気づかなかったとは。

辞めてから知ったこの驚愕の事実に
ゾッとしました。

3ヶ月で辞めててよかった

心からそう思いました。



そんなこともあり
東京に住んでから
体調の悪い毎日が続いていました。



続く