毎朝、お宅の前で、花木に水をやったり
登校中の小学生とお話ししている
ご近所のおばあちゃん
お互い名前も、知らないけど
出勤日に前を通る度
「おはようございます
行ってらっしやーい」
おはようございます
行ってきまーす
そんなご挨拶を交わす存在
いつもニコニコ笑顔が可愛らしいなぁ
ある朝
ジョウロを手に、私の隣を歩きながら
そのまま二人で、通り道の公園へ
「見てみて、私が植えたペパーミントなの」
えーっ
子供たちが遊ぶ公園の脇に
かわいいピンクのお花
「触って、匂いを嗅いでみて」
本当だ、確かにペパーミントですね
凛とした朝の空気に、爽やかな香り
癒されるなぁ
しかし
あまりにも公園の隅っこに、ひっそり
雑草と見間違えそうで
誰もペパーミントだなんて
気づいていないんじゃないかな
ちょっとした二人時間に
ほっこりしながら
なぜ、そこに植えたかは
聞けないまま
通る度、ペパーミントを見つめてます
歳を重ねたかわいらしさ
って、魅力的


