全てを受け入れたように…
ただ頷いた…
偽りの笑顔に慣れすぎて…
現実との狭間にさまよう…
世界は…
偽りの仮面を被った舞踏会のチキンレース…
偽りの笑顔のまま…
深い闇へ沈んでいく…
慌てて仮面を脱ぎ捨て…
掴んだ石にしがみつく本当の自分…
そこから這い上がる力も…
笑顔も…
体力もなく…
ただただ落ちていく…
共に築き上げた橋に関心をもたず…
仮面をつけ踊り続けた…
いざ橋を渡り向こう岸に渡ろうとすると…
腐った木で構築されていた事に気づく…
無関心は隙間を生じ…
その隙間を曝け出した結果…
足をとられ沈んでいく…
言葉は透けて見える程確かなものはなく…
腐った木の破片だけがカラダ中を貫いていく…
遠い空に映る景色は今から望んでも…
手に掴むことも…
模写することも叶わない…
ただ…
ヘドロの沼へ沈んでいく…
諦めの心音を鳴らしながら…
偽りの笑顔を浮かべながら…
仮面を大事に抱えながら…
ただ…
沈んでいく…