図書館が好きで時々利用する

レポートをチェックしたり書類に目を通したりサイレントルームで集中して行う

疲れたら併設してあるカフェでひと息

とても心地よい図書館でゆっくり過ごせる


なにか借りて来て欲しい本はないかと彼に聞く

家のデザイン、設計、田舎暮らし、リフォームなどの本のリクエストがあり10冊くらい借りて届けに行く

今までも本を何度か届けている

もう何十冊になるか...本

色んなことが勉強になると言い、ノートに書き写しているようだ

好みの本も似ていることがわかった


届けに行っても面会制限があるので中には入れない

個室に移った部屋からは駐車場が近く下から見上げると話が出来る

軒下に紫陽花が咲いているのを発見

病院にいると季節感がまったくわからない

去年は藤を見に行ったよね

あれから1年か...早いなあ

まさか病気になるとは思わなかったね

僕も...あの時は怖かった

○○さんがそばにいる時だったらよかった

そうだね

不安だったよね

他のご家族が通りがかりにまだ面会は出来ませんか?と話かけられる

まだです

ここは厳しいですよねと答える

その方たちは帰りがけに’’おじゃまーす’’と足早に微笑みながら通っていった


こういう風に上と下で話し合っていることも後から楽しい思い出にになるよね

うん

きっとなるな

○○さん、写真撮らせて

今までそんなことは言わなかったけどニコニコ


もしも...とかをよく考えてしまう

あの時、LINEに気付いていたら私は病院にかけつけたか?

適切な治療だったのか?

とか考えてもどうしようもないことを考えてしまう

そんなことを私が言うと、過ぎてしまったことはいいよ

よくなってきているんだからと...


後ろ向きにならずに前向きな彼の姿勢に頭が下がる

仕事上の悩みを元気だった頃以上に聞いてもらっている

来年から全く違う分野に異動かもしれないことを相談していた

いつも遅くまで残って帰宅したらご飯食べてお風呂に入るだけ

今度の部署は定時に帰宅出来る

ワークライフバランスだね

今はワークが8ライフが2くらいか...

せめてフィフティフィフティにもどしたい

でも、やりたいことではないような気もしてちょっとモチベーションが下がる

でも、その仕事でやりたいことを考えてもみる

自分のことは気にせずに○○さんのやりたいようにやればいいから


どうなった?今の気持ちは?

と時折気にして聞いてくれる


あと定年までは4年弱

60まで働き上げて、あとは少し仕事をしてのんびりと暮らしていきたいと考えている

定年したら全国各地の訪れてみたい図書館にも行ってみたい