Sさんにはお断りを申し出た

まだ正式にお付き合いしてなかったがこれ以上は先に進めなくなった

もう1人の方はかなり前から連絡しなくなったので自然消滅




この1ヶ月余り大きな出来事があり気持ちが大いに揺らいだ

中途半端な行動が自分でも嫌になり自己嫌悪になったこともあった

記事を書こうと思ってもなかなか気持ちの整理がつかなかった


今年1月、お付き合いしてた彼宅に泊まった際に、彼に不信感を抱き一方的に言葉を伝え目も合わせずそのまま家を出た

小さな不満も重なりもう別れようと思って少しずつ距離を置くようにした

細々と挨拶程度の連絡をしていた

仕事と併用しながらの研修が終わる2月に伝えよう

子供が結婚して家を出ていく3月に伝えよう

と延ばし延ばしにしていた

なぜ言えなかったのか...

きっとまだ私の中で未練があったのかもしれない

そんな中、真夜中に彼からLINEがあった

私は寝ていたので気付かなかったが朝見ると体の異変を伝える内容だった

慌ててLINEを返す

午後、入院したというLINEと手首のネームバンドを

写した写真が送られてきた

目の既往歴があったのでその病気かと聞いた

しかし全く予想しない頭の疾患だった

脳梗塞だった

えっ!?まさか!?なんで!?

と信じられなかった

どの部位かを聞いてまだそこなら軽いか...と💦

それからは励ましのLINEを毎日送った

今までこんなに長くLINEをしたことはなかった

お互いに生活がありそっちを優先していた

ある朝...

○○さんの夢を見た

僕の家で一緒に暮らしていて僕の友人が遊びに来ていた

友人が雑煮を食べたいと言ったので○○さんと一緒に買い物に出掛けた

僕の手を両手で掴みうれしそうに笑っていた

ピンポーンというナースコールで目が覚めた

というLINEが来た


段々と気持ちは氷が溶けるように戻っていく

Sさんといちご狩りに行った時も隣りにいるのが彼だったら...と思っていた

一緒にいて楽しく笑っていられるのは彼だった

でも、病気の彼を支えていくことが出来るのか

自分の知識と技術をもってサポートしていけるか

どの部位が支障が出るか想像がつく

大好きだったバイク、大好きだったミッションの車もきっと乗れないだろう

病気の怖さを充分知っているからこそ、思い悩み寝れなくなったこともあった


順調に回復しリハビリ病院に転院した

そこは自宅から彼宅に行くより半分くらいの時間で行ける病院

彼の実家、弟妹宅にも近い場所だ

面会はまだ出来ない

なにか届けるものはないかと聞いた

本が読みたいと言ったので本屋で好きそうな本を見繕って持って行った


病院を見て、この病院の規模なら窓から姿が見えるかもって考えて...何階のどの部屋かを聞いた

その部屋の方に近づいた

ベランダに出てきて両手を振る彼の姿があった

ありがとう!

久しぶりに顔が見れてうれしいよ

元気そうでよかった!

リハビリがんばって!

3ヶ月ぶりに見る姿を見てうれしかった

会えてよかった

心からそう思った


その帰り道、喧嘩になった原因のことを含めて今の自分の思いをLINEの音声通話で伝えた

○○さんと私は付き合っているの?

えっ!?そうじゃないの?

ずっとずっと聞こうと思って聞けなかった

なに?

○○さんには他に付き合っている人がいるんじゃないかと...

○○さんは僕の彼女

何を言っても言い訳になるかもしれないけど心配するようなことはないから

信頼出来なくなってお付き合いをやめた方がいいと思うようになっていた

じゃあ今日来てくれた意味は...

あまり考えたくない

私は病気になったからやめるとかはないから

もう充分働いたし今の職場も職位にも未練はない

そう言ってくれるとうれしいよ

完全に治った訳ではないしこれからのことを考えると自信を持って僕からお付き合いを継続していこうとは言えない

私も逆の立場だったらそう思うよ


絶対に治して復活する!といつもの彼と変わらず弱音を吐かず前向きだ

不屈の精神を持っていると感じる

私だったらきっと悲観的になってしまうだろう



まじかで彼の姿を見て自分の目で観察したい

隣りで気配を感じたい

1月からもう4ヶ月になり季節は冬から初夏になる

会っていなくても前よりお互いのことがわかる気がしている


私が彼を支えている

いや...私が彼に支えてもらっているのかもしれない


この決断が正解なのかわからない

きっとまた思い悩むだろう

自分の思いを書き綴っていきたい