年末の話。仕事のお付き合いで、ちょっとした会食に行きました生ビール


そこにいた取引先の一人。

会の終盤、その人はだいぶ酔いが回っている様子で私に話しかけてきた。


私はその人の名前も知らなかったし、面識がなかった。

だけど、その人は私が夫と死別していることを知っていた。


もう、自分の知らないところで、噂をされていることにも慣れた。

いちいち傷ついていられない。



酔っ払ったその取引先の人に、こう言われた。

「旦那さん亡くして寂しいでしょ?」


そして、「未亡人か〜。なんかエロいよね、喪服のイメージ」と。




失礼にも程がある。


夫を亡くしてどれだけ苦しんできたか、見ず知らずの人にわかってほしいとも思わない。


だけど、人の悲しみを考えずに勝手に土足で踏み込んできて、おまけに「エロい」と例えられて心底腹が立った。


未亡人=喪服=エロい

なんて、アダルトビデオの世界でしょ。


冗談で場を和ますつもりだったのか。

あいにく、私はまだそんな心の余裕を持ち合わせてません。


私は真顔で「そうですか」とだけ言った。

取引先ではなかったら、おそらく言い返してケンカしてる。


このムカついた負の感情は、新しい年に持ち越したくないと思っていたけど、きっちり年を跨いでいる泣き笑い


ここで浄化〜。