今日は朝から電車で20半ほどの山寺駅へ。


ここから30分ほど山をのぼり、立石寺(りっしゃくじ)の奥の院へ。

松尾芭蕉が奥の細身で「閑けさや岩にいみいるせみのこえ」という有名な句を詠んだ場所でもある、天台宗の修験者のお寺。





奥の院までの道中はたくさんのお寺や神社があり、巨石もゴロゴロ。汗だくになりながら少しずつのぼる。


森で日陰になっているところは涼しいけれど、日に照らされる場所では暑さで倒れそうになる。


やっと奥の院に到着して、少し休んでからお参り。

珍しく紙の御朱印はなく、御朱印帳を購入して書いていただいた。


その後は周囲の美しい景色が見渡せる展望台へ。





そして下山して名物の板そばとゲソ天、ぶどうジュースのランチを。

板そばは量が多すぎて残してしまう。


そのあと徒歩15分ほど歩き、千手院へ。

そこか、山道を徒歩20分ほど歩いて垂水遺跡(たるみいせき)へ。


裏山寺とよばれ、修験者の修行場だったとか。

穴の空いた巨石の間に神社や不動明王が。


特に水のしたたる巨穴と巨木がとても神秘的な雰囲気。







お参りしたおとは下の神社で御朱印をいただく。


山形では三十三観音参りが盛んで、ここもそのひとつらしい。


お寺の方かと思われるおじいさんに話しかけられ、なぜか金のフダをいただいた。

観音参りを10箇所以上した方がおさめるフダらしく、その後利益がいただけるとても貴重なものらしい。


本当に偶然貴重なものをいただき、とても嬉しい気持ちになった。


その後は名物のさくらんぼソフトを食べ、駅前のオシャレなカフェでとても美味しいカフェラテをのみ、山形駅に戻る。


結構体力を使い、グッタリしていたけど、駅前でレンタサイクルをして、山形博物館へ。


ここには5体ある国宝土偶のひとつ、縄文の女神が展示されている。


Googleマップに従いかなり遠回りして到着。また汗だくに。


縄文の女神は土偶のなかで日本一のサイズらしく、実物が思ったより大きくビックリした。


横から見るフォルムも美しく、顔がないのも神秘さを際立たせていた。


その後いすに座り冷たい緑茶で休憩。

本当に緑茶が美味しく感じた。


そして、城門を出てすぐのところにある山形美術館へ。

ここは地方の小さな美術館とは思えないほど、西洋美術の所蔵が素晴らしい。


ピカソ、シャガール、モネ、ルノワール、セザンヌ、ゴッホ、ロダンなどの素晴らしい作品がたくさんあり感動!


特にピカソとルノワールの作品にとても惹かれた。


川瀬巴水の旅と郷愁の展示もなかなか見応えがあった。スティーブジョブズが彼の作品を何点も購入していて影響を受けていたという話も興味深かった。


17時までたっぷり見て、駅前でレンタサイクルを返却。


駅中で尾花沢スイカが売っているのを見て、持って帰りたかったけど、重さに断念。


そのまま新幹線で東京に帰る。