今日の午前中は北マケドニアのオフリドを観光。
朝から空気が本当に爽やかで気持ちがいい。
湖を小さな船でクルーズ。
心地良い音楽を聴きながら絶景を眺めて本当に心が洗われる感じ。
丘の上に建つ可愛い街並みや教会、静かな湖面や白い雪をかぶる山々。
陸から見るのとはまた違った雰囲気が楽しめる。
その後は坂道を登りながら街を散策。
狭い路地を少しずつ歩く。
上になるほど大きくなる不思議な構造の家が建ち並ぶ。
オフリドパールのお店も。
上のほうにはコロッセオのような円形劇場も。
さらに奥に進むと、聖ヨハネカネオ教会が。
ここから見るオフリド湖は絶景でよく絵ハガキに使われる。
ランチは名物のマス料理を。
午後は国境をこえて、アルバニアの首都ティラーナへ。
かつてはバルカン最貧国と言われたティラーナは現在発展中。
理由は一度は難民として欧州各国へ流れて成功したアルバニア人が、現在祖国のためにビジネスなどで支援を行うなどして経済が活性化しているかららしい。
街中には奇抜な形の高層ビルや建設中の建物が多く見られる。
スカンデルベルグ広場のすぐそばのホテルにチェックイン。背後にはインターコンチネンタルホテルが建設中。
広場横にはジャーミア・エトヘム・ベウトというオスマン帝国支配下時代に建てられたモスクが。
装飾が素晴らしい。
横にはランドマークの時計塔も。
広場の中心には、オスマントルコ帝国の攻撃を撃退した英雄スカンデルベルグの像も。
アルバニアはバルカン半島のなかでは圧倒的にオスマントルコ帝国の影響が大きく、イスラム教徒が大半を占める。
コソボにもアルバニア系住民が多いため、セルビアとの紛争の民族、宗教的な大きな原因となった。
コソボは元々はセルビア正教の聖地であり、現在も重要な教会がたくさん残るけど、現在はアルバニア系のイスラム教徒がたくさん住んでいるためだ。
その後、アルバニア正教会の大きな建物に入る。
アルバニアにも正教会があるけど、セルビア正教会と仲がよいわけではないらしい。
とても複雑。
この正教会は、かつてのアルバニアの共産党本部の建物の前に建っている。
意外だったけど、アルバニアはバルカン半島のなかにありながら、旧ユーゴスラビアではなかった。
理由は当時スターリンを崇拝していたボッジャという指導者がいて、彼が極端な共産主義にはしり、対ソ連で団結していたチトー指導下のユーゴスラビアに入らなかったからだ。
スターリンの死後は、ボッジャはソ連、中国とも距離をとり、結局鎖国状態になった。その後、国家的なネズミこうのような事件もあり、国民の3分の1が資産を失うなど、バルカンで最貧国となったとか。
現在は発展中で、国民の平均年齢が32歳だという。
街には共産主義時代の反動で、カラフルな建物やアートも多い。
スーパーの物価は日本と同じかそれ以上に高い。
バルカンの歴史は本当に複雑で、さらに変化も激しくてビックリすることが多い。
夜は街中の藤棚がキレイなレストランへ。
夜はホテルで早めに就寝。
と思ったけど、ラマダン明けらしく、広場で花火があがり、夜中までお祭りさわぎ。
朝方は5時過ぎからアザーンが流れ、広場に人々が大集合してお祈りをしていて、なかなか眠れなかった。