ワタクシ「もしもし、レイスリーですが、この間は有り難う、元気？」
松川サナエ「あっ、いえ.はい.......」
何故か前回会った時よりも更によそよそしい、会話していても前に進まない、軽井沢から帰ったら「また電話する」と言って受話器を置いたが「ひょっとしたら、これは駄目かもしれない」だいたい好みの異性から電話があればもっと楽しそうにするだろう、そもそも前回会いにきたという事はワタクシに興味があったはずだ、だが実際に会った時に「お嬢様」という事にビビり過ぎで彼女を楽しくさせる事ができなかったのが「つまらない男」と思わせてしまったのかもしれない。
軽井沢から帰って再び電話したが再び彼女とデートをする約束を取る事が出来なかった、ある日、同じ学科の男が彼女とやはりデートをした事を聞いた、彼は茨城の訛りがあるが実家に資産がありフェアレディZの新型車に載っていた、特色のある男ではなかったが彼女が金や車になびいてしまったのか、いや、自分が惚れた女性だ、彼女に限ってそんな事はないと思うようにした、チャンスはあったのにそれを活かせなかった自分が全ていけなかったのだ、振られた、人生初の挫折そして敗北を味わったワタクシ、特にこちらから惚れてしまった恋の痛手は尾を引く、「もう恋なんてしない」と思いながら何故かワタクシは渋谷の道玄坂のホテルにいた。
「フーッ」事が終わりタバコの煙を大きく吹き出すワタクシ
「燃えるような恋がしたいんだよね～」と独り言のように呟いた、ベッドには軽井沢から仲良くなった西が寝ていた、惚れた相手を追いかけると逃げられる、しかし、向こうからやって来るものには何故か淡白になってしまい恋だとは思えなくなってしまう、そう思うのはワタクシだけだろうか？この先もまるで前世で呪いでも掛けられたのではないかと思う程愛しい恋をして胸がトキメク相手にはスタコラサッサと逃げられる事になってしまう、だが、それでも恋のトキメキ、胸のワクワク感を忘れられずに常に‘最高の恋，を追い求め続ける事を止められない、人生は勝利だけではつまらない、人間は挫折と敗北を乗り越えてこそ成長できる、これは恋愛だけでなく人生全てに言える事ではないだろうか。
幾つかの恋をして失恋も経験し、いい仲間に囲まれていた大学を卒業した、勉強をしたくても出来ない人がたくさんいるのにお馬鹿な大学生活を過ごしたが‘人生に無駄はない，が信条の一つであるワタクシは無名だが非鉄金属の専門商社に入社する事となった、そして、その10数年後に再び燃えるような恋に落ちる事になるのでした、しかし、燃えるような恋は常にリスクを伴うという事を知るのであった。
サラリーマン.平のレイスリー(課題)に続きます。
トキメキの1970年代.レイスリー.ZERO. 完.
いつも御覧いただきまして誠に有り難う御座います、母親が亡くなり49日も過ぎ今はホッと一息ついております、母親健在な時何処にも行けない日々が続いておりましたが、12/16から3週間ほど嫁さんのお供で2年半ぶりのフィリピンに渡り色々と勉強してまいる予定です、今回の旅はワタクシとジョイが今後フィリピンで暮らしていけるかどうかを探る旅になるでしょう、今回はケソンシティの嫁さんの実家に泊まるつもりですがハッキリ言って綺麗な家並みではなくボロ屋が並ぶ長屋のようなところで日本人は近所には住んでいないので正直なところ神経が繊細なワタクシは大丈夫かなとビビっております(笑)
近い将来を見据えて当初はどこかに家を買うかと考えましたが、どのみちファミリーの面倒は見ていかなければならないでしょう、それならばファミリーが必要な金額などをチェック出来て経費も一つになり節約出来るので長屋に一緒に住んだほうがいいのではとジョイと相談し取り敢えず今回3週間暮らしてみようかと思っております、もちろん家にずっといるわけではなくクリスマスにはブラカンでファミリー大集合したり親類が住むロコスに行ったりジョイの友人宅に訪れたりの催しものは有りますが、それ以外はフィリピンで住めるかを模索する動きになるでしょう、また出来るなら憧れのブロガーさんたちにもお会い出来ればと思います。
国内にいるフィリピーナの事ならいざ知らず、元々、日本の事さえ大して知らないワタクシがフィリピンに5.6回行った程度でその国を語る事も出来ないでしょうし右も左も解らないのが当たり前なので一つ一つが勉強のつもりで、いやいや、フィリピンという国で将来暮らす以上、最後の戦いのつもりで真剣にファミリーとフィリピンに接していきたいと思います、まあ、取り敢えずはこの旅はファミリーや近所の衆に金がないオーラを出しながら接する事にしております、１ヶ月程ブログ更新は出来ませんが帰って参りましたら再び更新致しますのでその時は宜しくお願い致します、少し早くなりますが皆様もよい年末年始をお送り出来ますようにフィリピンから祈りたいと思います、今年も一年間誠に有り難う御座いました。