237.真夏の街.38 | マリンタワー フィリピーナと僕といつも母さん byレイスリー
恋と愛の違いが良く言われますが、ワタクシには解りません、でも、この時、ラムを愛しているとは言い切れなかった、しかし、ほのかに会いたいというホンワカとした恋心を感じていたのは間違いありません。



ネリーがノッシノッシとゆっくりやって来ました
ネリー「アー、コシ ガ イタイ、オマエ スコシ モンデヨ」


ワタクシ「ふざけんじゃないよ~!!なんの因果でババア.フィリピーナの腰を揉まないといけないんだよー!!!」


ネリー「オマエ イイノ、 ソンナ ツメタイコト イッテ、オシエテ アゲナイヨ」


ワタクシ「むっ、何なのよ、もったいつけて、ラムの事か?」


ネリー「ソウダトシタラ~」


ワタクシ「ネリーさま、お腰、揉ませて頂きます」


ネリー「オー、ココダヨ、ココ」


ワタクシ「で、なんなんでしょうか、その...ラムのお話は?」


ネリー「アシタワ ハレカネー?」


ワタクシ「そうだねー、晴れるといいね~、って早く教えろよ!!」


ネリー「ココダケノ ハナシダヨ」


ワタクシ「もちろーん、誰にも言わないよ」


ネリー「ラムワ ホントウワ 16サイ ナンダヨ」


ワタクシ「エーーッ、16才って子供じゃない、未成年は駄目じゃん!」
よく歳を誤魔化すのはあります、ババアのネリーは40歳過ぎですが、客には29歳と言っています、他の娘たちもサバをよんでいるのは当たり前です、たまに若い娘が来るときがありますが、日本では外国人のフィリピーナと言えども未成年を働かせるとチクられる可能性がある為に店側が逆サバの20歳としてしまう事があるのです。


ワタクシが初めてラムに会った時の違和感はこれなのかと思いました、ワタクシの女性許容範囲は18歳から35歳でした、久しぶりに会いたい女性に巡り会ったのに16歳とはガッカリでした、
ワタクシ「はっ、早くも恋は終わったか~」


ネリー「ナニイッテルノ、ソンナノ カンケイナイジャン」


ワタクシ「へっ、だって子供だろ、子供に興味無いんだよ~」


ネリー「ダッテ オマエ、ラムワ アト イチネンハンスレバ 18ダヨ」


ワタクシ「一年半か、確かに、そうすれば許容範囲内だな~」


ネリー「ダロウー、アプローチダケ シテイケバ イインダヨ」


ワタクシ「フム、フム、長期戦だなー、さすがフィリピーナ界のヨーダと言われているだけあるなー、流石に年はとってないないな~」
敵に回すと恐ろしい、味方にすると頼もしい、ババPのネリーの言葉に乗せられワタクシは長丁場を覚悟してラムの恋心を再び点灯させたのでした。


「ヒャ、ヒャ、ヒャ、ヒャ、ヒャ」
ワタクシとネリーが話していると、隣に座っている、如何にもスケベそうな人が不気味な笑い声と共に女の子にチョッカイを出していました、
スケベそうな人「わかってるよな、わかってればいいんだよ~、ヒャ、ヒャ、ヒャ」


ワタクシ「ネリー、何なの、この変な人?」


ネリー「デンテスノ ドクターヨ、センセーイ、ゲンキー!!」
この人は亀戸で歯医者をやっている佐々木先生といい店で通称「先生」と呼ばれる人でした、ワタクシが先々ドスケベ大王と言う、先生この時35歳、ワタクシは44歳の出会いでした、

先生「なんだ、クソバハアのネリーか、あっ、お客さんスイマセン」

ワタクシの前でネリーをクソバハア呼ばわりをし、ワタクシに謝る先生

ワタクシ「いやいや、クソバハアをクソバハアと呼ぶのはしょうがないですよ~」
口が悪くずけずけ物を言う先生とワタクシは何故か意気投合してしまったのでした、
先生「そうですよねー、ババアはババアですよね、ヒャ、ヒャ、ヒャ、ヒャ」
しかし、この先生実はとんでもない男なのでした。



次回に続きます、いつものご来訪誠にありがとうございます、心より感謝致します。