217.レイスリー久しぶりにフィリピンパブに行く(前) | マリンタワー フィリピーナと僕といつも母さん byレイスリー
「やられたよ~」ワタクシは朝の9時から株価を追いかけていました、先週は稼いだものの、今週は調子に乗りすぎたかマイナスで、7万円の損切りをしてその日を終えました。



株式投資は繊細な神経を持つワタクシを疲れさせます、そして少しだけお昼寝です、しかし寝てから30分ほどして何か騒がしいのです、高齢の母親とマイワイフが何か話しています、ワタクシは耳栓をしているので良く聞こえませんが、どうやら今日の夜の事を話しているようです、実はマイワイフのジョイの友人のコニーのバースデーパーティーが上野の彼女の店で行われるので二人で一緒に行く予定なのです。


だいたい母親の言いたい事は分かっています、「私を1人置いて遊びに行くなんて自分勝手だ」「帰りに電車が止まったら、どうするの」「そんな遅い時間に帰って何かあったらどうするの」昔から心配性の母親でしたが、ここ1年は特に病気と言えるほどの心配性になっています、だいたい58歳のオッサンをつかまえて言う事ではないのですが、幾つになっても息子は息子なのでしょう、そして1人でいるのが寂しくてしょうがないのでしょう。


若い時から散々と親に迷惑をかけてきた馬鹿息子のワタクシが母親に出来る事は精々一緒にいてやる事と憎まれ口を聞いてやる事くらいしか出来ません、ワタクシとジョイが買い物に出かける時、入り口からワタクシたちが見えなくまで手をふる母親です、出来れば今日も1人置いて二人で出かけるのは心苦しいのですが、責めて1年に2.3回位は我慢してくれよと、今日は出かける事にしたのです。


ワタクシに文句を言う母親ですがジョイには文句は全く言いません、やはりフィリピーナ、色々と知恵を出し自分流に台所やトイレ、浴室を綺麗に変えて住みやすくしています、母親ともわからないながらも仲良く明るく話相手になってくれているので文句は言えないのでしょう、従って文句は全てワタクシの方にやってくるのでした。


出かける頃にはやっと納得した母親です、ジョイもシャワーしメイキャプも済ませました、ワタクシも3年と4ヵ月振りのフィリピンパブ出場に昂ります、何百回か或いは数千回は行ったであろうフィリピンパブです、顔には現しませんが「へへへへへ、ジュル~ッ」と舌なめずりを心の中でしているのです、最近息切れがするので封印している高速スキップを頭の中のワタクシがルンルン音符とやっているのでありました。


マンションの2階から手を振り見送ってくれる母親に二人で手を振り返し、いよいよ出発です、ワタクシは往年のフィリピンパブに行っていた時の格好です、ジーンズにサマージャケットそしてこの暑いのにブーツを履いていました、バスを待っていると反対側を自転車でボクシングのWBCフライ級チャンピオンの八重樫君がやって来ました、「八重樫クーン、頑張れよー」


八重樫君「ハーーイッ」
八重樫君はワタクシの家の少し先に住んでいます、綺麗な奥さんとお子さん二人、最初のお子さんは奥さんの連れ子ですが今はスッカリ八重樫君に馴染んでいます、彼はだいたい19時頃からジムワークを開始します、横浜の西口から歩いて10分の大橋ジムに向かう途中なのでした、実にナイスガイです、八重樫君とワタクシとの関係はいずれお話するとしてワタクシとジョイはバスで駅に向かいました。


駅から12分で横浜に到着、更に京浜東北で御徒町に向かいます、そして約50分後に到着です、トイレを済ませ店までジョイと手を繋ぎ歩きます、懐かしい道並みです、マリコさんがいた店の側を通り雪子とよく行ったアブアブが見えてきました、消えた店、新しい店はありますが、道並み自体は大きく変わった様子はありません、しかし確かに大きく変わったものがそこにはあったのでした。



次回に続きます、いつもご来訪誠に有り難うございます。