205.真夏の街.9 | マリンタワー フィリピーナと僕といつも母さん byレイスリー
今日は同伴日、おまけにタレントに取ってはポイントゲットの最終日となっており、このポイントが取れるかどうかは結構タレントには死活問題です、彼女たちの日本にいる間の毎月の生活費はこのポイントとドリンクバックにかかっています、そして達成出来る出来ないは彼女達のプライドもかかっていたです。


その日、メイに頼まれ江川さんとワタクシとピンキーの4人は居酒屋に行き、店に向かう途中のディスカウントショップに寄りピンキーがワタクシにまた安物Tシャツを買ってくれます、
ピンキー「ネッ、コレ イカウ二 ニアウダカラ」


ワタクシ「ピンキー、何か買ってやろうか?」


ピンキー「イイノ、タダ ヒトツ オネガイアル」


ワタクシ「何だよ、お願いって?」


ピンキー「ハズカシイカラ マタコンドデ イイ」

ワタクシ「恥ずかしいねー、わかったよ、じゃあ今度ね」
ふと江川さんとメイを見ると何やら揉めている雰囲気です、どうやらエレクトーンを前にメイが江川さんにオネダリ攻撃に出ているようです、値段を見ると8万円です、しかし結局買ってやってしまう江川さん、メイには細ーい、お客様が2組いますが細いだけに高い物は買ってもらえません、それに江川さんが毎日行っていれば新しい客が出来るチャンスは少なくなります、女の子の時間を独占しようとすると金銭的負担がくる、そして一番太い客がご贔屓の女の子を助けるのは当たり前になってしまうのでした。


ワタクシ達は店に到着しました、女の子二人は着替えにロッカーに行きました、それまでのヘルプで付いたのがビィビィでした、ビィビィはこの店では一番のワタクシのタイプでしたが、この店でナンバーワンを争う売れっ子を指名してもライバルが多いだけで面倒なだけです、またビィビィは近々、帰国する予定だった為に眼中にありませんでした、
ワタクシ「あれ、ビィビィが付くなんて雪が降るよ」


ビィビィ「ダッテ、モウ ポイントゲット シテルモン」


ワタクシ「さすがナンバーワン、もうポイントゲットしてるから今日はお客様を呼ばないんだろ、だから付いたんだ」


ビィビィ「マアーネ、 コノセキ オモシロソウ ダカラ キタノ、ソレニ アナタ マッチョ ダシ」
そうです、ワタクシは暇に任せマッチョ体型を更にマッチョにする為に、この時、腕立て伏せ150回、腹筋200回、シコシコ4回を日課に増やしていました、おまけにお金が無いため食事量が少なく完全な逆三角形の体をしていたのです(今は正常五角形ですが~)、この体をフィリピーナ達に見せる為に冬でもTシャツだったワタクシなのです。


この店ナンバーワンを争うビィビィ、実はこの時お腹の中に子供が出来ていたのです、勿論日本人との子供なのですが、当然この時ワタクシは知りませんでした、この数年先に再会し少しだけ応援していくことになるのでした。


着替え終わった二人が戻ってきて時が過ぎていきます、すると江川さんとメイがまた何やら揉めています、メイは後1ポイントでノルマ達成らしいのですが、そのポイントを取る為には一度店を出てまた戻って来店しなければならないのです、ワタクシからすれば‘空いた口がふさがらない,のですが、好きな女の為ならばと江川さんはワタクシにまた懇願するのでした。


店を出るワタクシ達、直ぐ戻らずファミレスで2時間ほど潰し、なんだかんだ言いながらメイと少しでもいたい江川さんが「行きましょう」と席を立ちます、そして再び店に入ると女の子達の「帰って来たー」の視線がスポットライトの如く熱く注がれます、そして江川さんとワタクシは見事に猫戻りを達成したのでした、しかーし、江川さんとワタクシにこの先にとんでもない事態が待ち受けていたのでした。



次回に続きます、いつもご訪問頂きまして心より感謝致しております。