義弟と呼ぶのもおかしいけど
簡単な呼び方だからそう言います。

義弟が鬱になったと聞いたのは
義母の誕生日の時だった。

春に20歳になったばかりで
中卒だから仕事もアルバイト程度。

年金が未納のまま
精神科の初診にかかったのか

19歳の時にかかったのかは分からない。

でももし未納のままならば
鬱であっても障害年金は受けられない。

仕事が出来ないくらい落ちたとしても。

残された道は
健常のフリをしてクローズで働くか

障害者手帳を取得して障害者雇用で働くか。

どっちにしても
今の恋人や家族の理解が必要だと思う。

鬱だと言われた経緯も
診断書を書いてもらったのかどうかも

義母ですら分かっていない。

本人に社会の仕組みを
教えてあげられる人間がいないということ。

病気に対しての無理解は
生きづらさに繋がるのに

鬱は病気だという認識もない。

甘えだとかワガママだとか頭が悪いだとか
そんな次元の話ではなく

病気を受け入れる覚悟が
本人も周りも出来ていないんだよな。

吃音があるのに
それが発達障害の一種だということも
知らないでいる。

お義母さんが
「あいつも絶対ADHDやわ〜」って
よく言うんだけど

だったら
支援の方法を考えないと

今は二次障害が現れている現状。

本人の力だけでは無理だから
もっと考えてあげて欲しかった。

私は他人だから何も出来ないけど

助けて欲しい時に
助けてと声を上げる勇気を持って

それなりに生きていって欲しい。