よくパートナーが
「元旦那も逃げるしかなかったんや。」って

私にそう言ってくる。

元旦那は私と子供を置き去りにして
音信不通になった。

私は重度視覚障害のある元旦那の世話を
一生懸命しているつもりだったけど

キャパオーバーしていたんだと思う。

発作を起こして手足が麻痺して
救急車で運ばれたり

自傷行為をして救急で縫ってもらったり

とにかくもう
普通の生活が出来ないくらい追い詰められて

そんな私と向き合おうとしない旦那のことが
憎くて憎くて仕方がなかった。

でも

嬉しくて記憶に残っていることが

結婚する時には
数十万するダイヤの指輪をくれたり

誕生日に腕時計を買って
車の運転席に置いてサプライズしてくれた。

物という目に見えて分かるものばかりで
愛という雲を掴むようなことは

当時の私には分からず

愛されていたのに
仇で返すことしか出来なかった。

何で私のことを分かってくれないんだ。
何でそんなに私を苦しめるんだ。

って

それは私が愛情を受け取れなくて
勝手に憎んでただけなのに。

可哀想なことをした。

私と結婚したばっかりに
辛い思いをたくさんさせた。

全部、私が悪かったんだと思う。

逃げたくなるほど
追い詰めた私が悪い。

何度、同じことを繰り返すんだろう。

苦しめて別れて
苦しめて別れて

ただ愛されたかっただけなのに。