パートナーシップ制度を取って
何年が経つだろう。

使えるところでは使っているから
無駄ではなかった。

でも

本当に性的マイノリティは
少数派なんだと実感するのは

パートナーシップ制度を取った
カップルの数が思ったより増えない。

私たちの時点で10組いたのが
数年経っても30組程度。

多いのか少ないのか分からないけど
全市民の内の60人。

30通りの愛の形があって
そしてそれはごく普通のことである。

パートナーシップを取り入れる自治体は
割と増えて来てはいると思うのだけど

最近は「ファミリーシップ制度」が
使えるようになって欲しいと思う。

子供がいるから
家族として認められたら嬉しい。

両方とも法律上の効力はないし
子供を巻き込むべきではないかもしれない。

けれど

子供は決して部外者ではない。

親がしていることを
間近で一番よく見ている子供も

家族の内の大切な要員。

それを認めて欲しいだけなのだ。

同性同士のカップルでも
子供がいる場合があるということを

もっと広くたくさんの自治体が受け入れ
動いてくれることを祈っている。

そしてそれはきっと
5年後10年後の未来を動かすんだ。