私が介助者として働いていた時

若い利用者さんで
おっぱいやお尻を触ってくる人がいた。

入浴介助をする時、相手は全裸で

私はTシャツとショートパンツで
お湯に濡れてもいい格好で

四肢麻痺の車椅子ユーザーの人だったんだけど
頭はクリアで冗談で済ませてた。

性欲は健常者だろうが障害者だろうが
誰にでもあるものだと思うし

そこを咎めたら
その人は生きていけなかっただろうし

また触られたわ。くらいに思ってたけど

他の利用者、特に男性は
排泄介助とかでも股間を触らせるなど

セクハラ的なこともあった。

多くの人は割り切って介助されるだけで
「ありがとう。」「すまんのう。」で済み

一方、そうじゃない人もいて。

障害者と性のタブーに切り込んで
公にしている障害者もいれば

我慢している人もいると思う。

やっぱり福祉サービスを利用するにあたって
「してはいけない行為」とされてるから

障害者ってそれだけ性欲のはけ口がないんよ。

重度障害者でも家庭を持って
やっていける人もいるけど

現実はそうじゃない。

障害者でも風俗を利用するし
寄付で運営する団体が性処理の介助をする。

身体障害者
知的障害者

障害のせいで性の問題を抱えてる人達には
神のような存在なのかもしれない。

私は精神障害者だけど
精神薬の影響とトゥレット症のせいか

1年はパートナーとセックスしてない。

女だし同性だから
そこまで必要としてない部分もあるけど

本能のはずなのに
それがなくなってしまったことに驚いてる。

健常者が知らない障害者の性の話。

信じられないかもしれないけど
男と女で成り立ってる世の中では

こんな現実もあるのです。