レジスタンドスターチとは？
糖質の構成成分であるデンプンで構成されていながら、体に消化吸収されにくい性質を持ったレジスタントスターチを紹介！
レジスタントスターチは小腸では消化吸収されずに大腸まで届くデンプンの総称です。「レジスタント」＝「消化されない」、「スターチ」＝「デンプン」という意味で、難消化性デンプンと呼ばれています。
レジスタントスターチはデンプンでありながらエネルギーになりにくい食物繊維の一種とされており、腸内細菌を活性化させることで便秘改善、血中コレステロールや中性脂肪の減少、血糖値の急上昇を抑制する効果も期待されています。
近年、腸内細菌に対して良い影響を与える効果があり注目されています。
レジスタントスターチの効果
レジスタントスターチの嬉しい効果を確認してみましょう。
1.血糖値の上昇抑制
通常のデンプンと違い、レジスタントスターチは消化酵素ですぐに分解されず、ゆっくりと代謝されるので「血糖値の上昇が緩やかになる」「インスリンの分泌を抑える」などの効果があります。
インスリンの分泌は、脂肪を蓄える方向に働きます。
糖質の摂取でインスリンが分泌されたときに脂質も摂ると太りやすい、すなわち洋菓子は太りやすいというのはこのためです。
2.腸内環境改善
大腸に届いたレジスタントスターチは、腸内細菌によって代謝されて、短鎖脂肪酸に変えられます。短鎖脂肪酸が増える事で腸内が悪玉菌が活動しにくい弱酸性に維持されるため、善玉菌が育ちやすくなります。
3.空腹感の抑制
レジスタントスターチを多く含んだ食品を摂ると、大腸でゆっくりと代謝され、摂取してから体に吸収されるまでかかる時間が長いため空腹感の抑制に繋がります。
コレがレジスタントスターチ
次回はレジスタントスターチは何から摂るの？
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