- 前ページ
- 次ページ
私は整形依存症でもある。
反対意見もあるだろう。
でも私の顔。私の身体。
どうしようと、私の自由。
全ては私の所有物なのだから…
定期的に繰り返されるこの行事。
今回も、半衝動的であった為、
予算が足りなくて彼にお金を借りた。
彼に嘘を付く気は更々ないので、
使い道を聞かれ、内緒~♪なんて誤魔化していたら
もしや、また?…整形?
私は、はにかみながら
肩をすくめる。
その途端、呆れ返る彼。
そして、
お願いします。
それだけは中止して下さい。と謂う。
困ったものだ。
もう5年以上付き合っている彼だが、
私がどんな無茶をしようと
これだけは中々許してくれない。
だから、私はいつも事後報告。
どうせバレるんだし、
隠すつもりも無いんだけど、
事前に言うとこうやって煩いから。
こんなに長く付き合っているのに、
まだ解らないのかなぁ?
あたしがこういう行為をするって事。
その意味。
リスカするよりよっぽどマシでしょ?
痕になるし、無意味に痛そうだし…
私は自分のことキライだけど
世間では超絶美人で通ってて、
下手に身体を傷つけれないから…
だから整形するの。
どんなにチヤホヤされたって
自分に自信が持てないから。
生きてるっていう確認作業。
リスカしたことないけど、
一緒じゃん?って思うんだけど、
違う?
私がここまで追い詰められてる
心理状態って、
解んないかなぁ。。。
別に誰にも理解されなくても良いんだけど…
それって、さみしいじゃん?
この前、好きな人に振られたばっかりだし。
お別れして、お友達に戻って、
食事に行った。
彼とはお別れをしてから、
始めてお互いのこと、
本音で話せた気がした。
嫌いで振られたわけじゃないし、
この私をふったんだから、スペックの高い独身のオトコ、紹介してよね♪と言ったら笑ってた。
お花見の約束もした。
そんな、フツーの事が、
今の私には嬉しい。。。
久しぶりに、ただのお客と一夜を共にした。
特にお金目当てでも、売上出来る客でもない。
ただ某医大の有名教授ってだけ。
仕事は相変わらず、笑っちゃうくらい順調。
今月もダントツのNo,1
あたし、セックスに興味がないから、
寧ろ嫌いだからどーでもいいんだけど、
この医学部教授の奥さんの事を、
感じてるフリをしながら考えてた。
地位と名誉とお金があって、
フツーにタンディで家族も奥様も大切にしている人。
別にあたしを彼女にしたいとか、そーゆーのでもない。
あたしの事を彼なりには相当好きは好きでしょうし、
逆にお店でもモテモテの客だけど
決して女たらしなわけでもない。
気分転換ってところね。
あたしはどーせ、ただの商品だから。
奥さんも別にそれで良いんだと思う。
分からないように、たまにこっそり浮気するくらい。
オンナに貢ぐタイプでもないし、家にお金さえ入れてくれれば、それで良いんでしょうから
逆に私みたいな存在に感謝してほしいものだわ。
くだらないわよね、セックスって。
ただ痛いだけ。
暇つぶしにさえならないわ?
そう思うと、本当に男ってバカで単純で笑っちゃう
私の武器は絶世の美女であること
勿論スタイルも。
加えて某有名大学法学部卒の才女。
心理学や脳科学、経済にも詳しくて
スペックの高いカレシ達やお客とディベートするのが大好物
ってくらい、様々な分野の知識を持ち合わせているから、
加えて男性が喜ぶ仕草や話し方も熟知しているから
束縛も、既婚者にも興味ないし
不倫するのは大金を動かすときだけ。
こんな最高な女、他にいないわよね
セックスのテクニックは私は持っていないし、
まぁ演技くらいしてあげるから
加えて、超痛いから、
オトコからするとチョー絞まりが良いみたい
だからあたしのセックスの虜になるんだけど
やりたいならお金を積みなさいって話。
一晩一千万。
来週、これで交渉して、さっさと手に入れると思います。
たまたま引越しと会社を立ち上げる時期が重なっちゃって、
10日以内に大金が必要になっちゃったから。
久しぶりに高級コールガールね♪
本日、ある有名人の方の訃報を、ニュース番組で伝えていた。
それに対して、ある方が述べられていたことに、少しだけ、共感を覚えた。
亡くなった方の死因は、飛び降り自殺。
「破滅的な生き方」というフレーズが、私の心に響いた。
理由は解らない。
だけど、どこかで共感している自分が、其処に、居た。
私がそれまで必死で働いていた仕事をあっさりと辞め、
パパの愛人になり、
たまにパパの住む、超高級ホテルで密会し、
彼独特の雰囲気に包まれながら
彼の吸う独特の煙に包まれながら
空がうっすらと明るくなるまで
色々な話を話しながら、時に談笑し、
眠くなる頃にベッドに入り、完全な遮光カーテンで朝日を遮り、
昼過ぎまで眠りにつく。
どちらかが先に目を覚ましても、相手を起こしながらイチャイチャし、
また眠りにつく。
帰るね、と言うと彼が数百万の束を投げてよこす。
私は其れをバッグに忍ばせ、
ありがとう、と頬っぺにキスをし、
ドアの外に人気がないか用心深く確認してから、ドアをそっと開け、
何も残さず、何食わぬ顔でロビーを通過し、タクシーに乗り込む。
ザ・高級ガールとはこのこと!
だけど二人の間には、愛があった。
弱くて強い繋がり。
クロムハーツのライターをもう何十年も愛用する彼。
「このライターを開ける時の音が、ピストルの感触にすごく似てるんだ」と
私に話した。
ハニーちゃんと私の関係は、他人にはとても理解し難いものだった。
私にパパがいようが、他に好きな人ができようが、私を溺愛するあまり、ハニーちゃんは私を制することも、口に出してヤキモチを焼くなんて面倒なこともしなかった。
自分の手取りだけでも100万近くは稼いでいるが、長年染み付いてしまった浪費癖。
パパからのお小遣いが毎月数百万ないと、私が生活していく事は困難だった。
子供さえいないのに。
その昔々
ハニーちゃんと付き合い出して直ぐに同棲をした。
お互いよく知らないまま、だけど全く喧嘩もせず、まるで新婚のように毎日が幸せだった。
お互いを切磋琢磨し合える、良きパートナー。
結婚を意識するのも、とても自然な流れであった。
けれども当時、彼には野望があった。
私はそれを応援しつつも付き合っていた。
即ち、この数年間、彼の野望を叶える為の人生の大切な時間を私自身が奪っていた。
頭では理解しつつも、未完成な私という一人の人間が、独りでなど、
到底生きてはいけなかった。
唯一本音を曝け出せる相手。
それを受け止めてくれる器の大きすぎる彼。
私は彼に優しくされる度に、
昔は自分で出来ていた事さえも解らなくなり、どんどん幼児化していった。
そんな自分をどこか客観視しながらも、父の様に大きな彼の存在から、私は完全に抜け出せなくなっていた。
だが此の儘では、彼自身が世間的に未完成なままになってしまう。
彼のスペックは、相当な物なのに
こんな私のせいでこれ以上彼に迷惑をかけるわけにはいかないと思った。
だけど、彼無しで生きていける程、
私は強くない…
散々苦慮した結果、
私は、自分のテリトリーに入れても良いと思える男を3人、作ることにした。
それを世間では、ハニーちゃんに対する裏切りと言うのかもしれない。
だが、ハニーちゃん以上に完璧な男は私の中で存在しないから…
これ以上、彼の、私への負担を減らす唯一の方法であり、彼を守る為の私に出来る残酷で純粋な、精一杯の深き愛情だった。
彼の為に自分の心にフィルターをかける。
嘘をつく。
ハニーちゃんの存在を消し、
目の前の男で遊ぶのだ。
私の相談を聞き、的確なアドバイスを聞いてくれる人間。
グチをただひたすら、嫌な顔一つせずに聞き続けてくれる人間。
私がどんなトラブルに見舞われようが、絶対に助けてくれる人間。
私を溺愛し、尊敬し、それでも尚、嫉妬してもそれを表に出さない器の大きな人間。
その大前提として、
ハニーちゃん以上のイケメンは私の中に存在し得ないが、
私の中でルックス95点以上、
その他、学歴、職業、誠実さ全ておいて90点以上の良い男でなければならなかった。
それ以外、私の眼中には入らない。
弱みを見せたいとも本音で付き合いたいとも思わないから。
先ずは一人、去年半年、私の代理人を引き受けてくれたスーパーエリート爽やかイケメンの弁護士。
その半年間のうちに、トラブルに見舞われていた私を助けてくれたヒーローの様に、私の目には映っていた。
私は惚れにくいが、珍しく、彼に尊敬と憧れを知らず知らずの内に抱いていた。
結果、示談が纏り、依頼人と代理人ではなくなった私たち。
流石に証拠資料として提供していた今までの経歴や、私が精神疾患である事、また整形も念入りにしている事迄もがすっかりバレてしまっていたので、いくらこの私でも落とせないかと思っていたが…
器が大きいのか、
勉強ばかりしてきたせいで、絶世の美女の誘惑に勝てなかったのか、
彼の周りにも沢山いたであろう有能な女性とは一味違った賢さと愛嬌と所作や気遣いが効いたのか、
意外とあっさりお付き合いする事が出来た事は、素直に嬉しかった(*^^*)
2人目はまた今度。