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ポンコツおじさんの独り言。
更新はスローで不定期。

全国的にコロナ感染者が増加していた。特に東京では爆発的な感染拡大により医療現場も崩壊寸前。感染してしまった人が入院できず自宅療養を余儀なくされそのまま亡くなるケースまで起きている。

はっきりとした持病があるわけではないが肺も気管支も弱かった。

現在の医療状況なら、もし感染すればアウトだろう。
 

盆休みが終わって病院が再開したら行こうと思っていたが、短期間のうちに世界は想像以上に悲惨なことになっていた。

ワクチンの接種。
色々理由をつけて静観していたがやるしかなさそうだ。しかし一番近い会場でもオレにとっては負担が大き過ぎる。やはり当初の予定どおり手術を先にするべきか。

知り合いから朗報が舞い込んだ。
歩いて行ける場所でワクチン接種を受けられるというのだ。オレの諸々の事情を知っているので声をかけてくれたらしい。まさに渡りに船。すぐに頼んだ。

二十五日に最初の接種を完了。副反応は注射したところが殴られたように痛むのと微熱程度。倦怠感はほぼない。むしろ外出したことで精神的に疲弊したほうが大きい。やはり進行しているんだろうな。

二度目の接種は三週間後で九月半ば。手術を受けるために行動を起こすのはそのさらにあとになる。
 

なかなか思うように事が進まず焦りもあるが、今まで耐えてきたんだ無理せず慎重に確実に、ゆっくり進もう。

ちょいとネガちぶモードなのでご容赦を。

前回のブログから約一か月。
月日が経つのは早いが不快な暑さは増す一方。
押し付けられる制約の中でみんな疲弊している。
世の中たいへんなんだがオレもたいへん(;-ω-)

とりあえず条件を決めて片っ端から病院を探す。病院が見つかれば次は医師。調べて良さそうだと思えば次はアクセスの良し悪し。色々出てくるんだけど比較すると一長一短だったりする。

最後に参考にするのがクチコミだ。
先月末メールで予約ができる病院で初診予約をしたのだが、そのすぐあとに恐ろしいクチコミを発見してしまい断念したことがある。

クチコミなんてアテにならないと聞くし、オレもそこまで気にしていなかったのだが、これだけ連日調べているとなんとなく見えてくるものもある。

簡単なところで言うと、書き込みの内容が具体的で評価が低いとき。怒りが原動力で書いてある文章は誇張こそあれ、そのほとんどは真実なんだと感じる。逆に内容が薄っぺらで二行ほどしかないのに高評価なとき。しかも似たようなものが散見される場合はほぼサクラだろう。

そういった物差しを頼りに自分に関係のあるクチコミを探す。
例え悪い評価でも場所がわかりにくいとか待ち時間が長いとか直接医療に関係のないものに振り回されないことだ。そして許容できるものなら目を瞑る。

先日、やっとの思いでひとつ見つけた。そこがダメなら最初の、紹介状をもらって行ったでかい病院で担当医をかえて診てもらうしかないかな。そこでまた何日も入院なら手術後にちょっと暴れて抜け出すぐらいの覚悟はできている。それくらいにはオレも追い込まれていた。

もはや選択肢はない。覚悟を決めたタイミングで病院が盆休みに入ってしまった。約一週間。

出鼻を挫かれ悶々としていた矢先、、。
午前一時も過ぎた深夜。しんとした中で何か音がしたので正体を確かめたら寝室の天井から水漏れがしていた。ご丁寧に敷いてある布団を直撃。呆然としずくが落ちる布団を見ていたら怒りが込み上げてきた。

時刻は真夜中だが知ったことではない。まず布団をどかして漏水の応急処置をし階上の人を訪ねる。まだ起きていたようですぐに応答があった。原因は外出中もつけっぱなしにしていたエアコンのようだ。朝一番に管理会社に連絡して対応してもらうように伝え部屋に戻る。腹立たしさは消えないがもうできることはなかった。

別の部屋に枕だけ持ってきて寝転んだ。色んな事が重なって情けないやら惨めやらで心がぐちゃぐちゃになりそうだ。良くないとわかってはいるが乱暴に酒をやってから眠った。

翌日、管理会社から漏水の件で連絡があり、濡れた布団を含め被害はすべて弁償すると言ってきたが断った。結局保険会社のやることなので被害の証拠写真やら代わりに購入したモノの領収書やらを提出しなければならないし、タダ同然でもこの酷暑の時期にわざわざ寝具を一新する重労働は身体の自由がきかない今のオレにはちょっとしんどい。たいした額じゃなくていいから現金補償のほうがよっぽど助かるんだけどな実際。結果泣き寝入り状態で終わり。ちなみに漏水が完全に止まったのは二日後だった。

とりあえず、盆休みが終わって病院が再開したら一度行ってみるしかないな。直線距離だと意外と近いのに電車やバスを使ったら結構時間かかるんだよなぁ。いやだなぁ(;-ω-)ブツブツ

※今さらだけど注意。オレが言いたくないことはぼかして書いてます。すんません。あと闘病タグで整理しました。


やはり身体がおかしかった。


紹介状をもらうはずが薬を渡され様子を見るように言われたが、その薬もとっくになくなり病状は相変わらず。いや少しずつ悪化しているようにも感じた。

一度削がれてしまった勇気はたちまち不安と恐怖に呑み込まれ、根拠のない安易な希望的観測に支配される。

このままではダメだと思い、色々と調べ、もう一度気持ちを奮い立たせる。とにかく専門医に診てもらうことだ。

大きな病院の有名な医師宛てに、かかりつけ医の先生から今度こそ紹介状を頂いた。すぐに連絡を入れ初診予約をする。朝一番だったがそれでも一週間後で文句は言えなかった。

恐ろしく方向オンチなオレは病院がちょっと遠いこともあり、大事をとってタクシーで向かうことにした。そこで早速トラブル。予約がとれないのだ。ネットで調べて片っ端から連絡するがとれない。朝のラッシュ時に流しているタクシーなどつかまるはずもない。
テンパりながら調べているうちに近所にタクシー会社の営業所があることを知り、イチかバチか連絡してみた。オレの自宅が営業所の二キロ圏内だからというよくわからない理由でなんとか予約がとれた。

そしていよいよ病院へ行く日。
前夜から当然のようにメシも食えず一睡もできず、せめて水だけでも飲もうとするが吐きそうになる。明らかに心拍は上がったままで、落ち着こうと何度深呼吸しても指先は見てわかるほど震えていた。
全部キャンセルして布団に潜り込みたい。何度も押し寄せてくる強烈な逃避感情をギリギリのところで追い返す。

約束の時間より早く家を出たがタクシーはすでに来ていてすぐに出発した。
車内でわずかでも寝られたらと甘い考えを持っていたが、タクシードライバーがそうはさせてくれなかった。
オレがこんな状況ではなく、旧友にでも会いに行く予定ならおしゃべりなタクシードライバーも気さくで良い人だと思えたかもしれない。
結局朝のラッシュに巻き込まれ、見積もり金額の倍近い料金を支払い病院へ到着した。幸いすべての行動を早め早めに設定していたので予約の時間には間に合った。

さすがに大病院とあって受付から色々と驚かされた。診察券もカードになっていて色んなことが機械で行われている。支払いもATMみたいなものでやるようだった。

広い院内を右往左往しながらすべての手続きを済ませた。待合室で座っていると動悸がしてきて発作が起きそうになる。なんとかやり過ごした。予約していた時刻も過ぎた頃、ついに呼ばれて診察室へと向かった。

引き戸の扉を開けると中は意外なほど質素でこじんまりとしており、ネットで拝見したことがある先生が一人、事務デスクのパソコンに向かっていた。
「よろしくお願いします」
言ったオレに冷ややかな一瞥をくれ、
『これなんて読むの?』
持参した紹介状の、オレの主治医の名前をボールペンでトントンと叩き、ぼそりと言った。
「○○です」
『ふーん』
一瞬口元に、小馬鹿にしたような笑みを浮かべたのをオレは見逃さなかった。

本人確認のような質問をされ、症状を訊かれ、診察された。病名を告げられ、小さな紙切れに簡単な図を描きながらこんな感じで手術をすると一方的に説明される。
『一週間の入院』
「一週間」
食い気味に出た自分の声に驚く。動悸がする。口というか喉の奥底から乾いた感覚がしてめまいがした。思考が停止する。考えろ。
『手術しか治らないよ』
考えろ。
「日帰りでやることはできませんか」
『術後に熱がでたり出血しても対処できないでしょ』
考えろ。
「一日入院とかは」
『最短四日かな、経過がよければ』
記憶が朧気だがこの辺りでなぜ執拗に入院を拒絶するかをオレはもう一度告げた。もう一度というのはすでに問診票に書いてあるからだ。
『・・・』
だから何? そんな無言の空気だけが流れた。
「いま、この場で返答しないといけませんか」
無視された。
重い沈黙。先生の貧乏ゆすり。茫洋とパソコンの画面を見て、マウスパッドも敷いていないマウスをガチャガチャと乱雑に使う音が響いた。
『再診はどうする?』

本能に近い何かが言った。
- こいつに身体を切らせるな -

「えっと」
マスク越しのオレの声は蚊の鳴くような声で、気付くと書類を挟んだファイルを押し付けられていた。

引き戸の扉を開けて退室する。入ってきた時は気付かなかったが、診察室は部屋ではなくカーテンとパーティションで区切られただけの簡素なものだった。


帰りは電車を使った。
平日の昼間だというのに人の多さに辟易する。あと蒸し暑さにうんざりしたんだっけ。

とりあえず、
病名が判明して手術しないと治らないこと。
そして振り出しに戻ったこと。

びっくりするぐらい色々と消耗してぐったりしてたけど、はじめは手術とか入院とか、恐れていたことが次々と現実になって動揺してるんだと思ってた。
もちろんそれもあるんだが、オレが一番衝撃だったのは、地位も名誉もある医者という立場の人が、あれだけ患者に寄り添うこともせず、ホスピタリティの欠片もない無機質で事務的なことしかやらなかったことだ。
まあ機嫌が悪かったのかな、機嫌で振り回されても困るんだが。オレだってこんなんじゃなきゃ入院でもなんでもするんだけどネ(´-ω-`)