◆◆◆
Ⅲ月○日
最近はこのネタしかつづっていないような気もする。が
きっと明日で最後だろう。
今日は、夕闇流星群の観察日。
2年の締め括りになる観察でもある。
今まで、たくさんなことがあった。
って、これは、もう少し先延ばしになるかな。
今日は晴れ。やや雲が見えるので絶頂の観察日和とは言わないだろう。
とりあえず、今日は、身近で起こっていることでもつづろうか。
今の時刻は午前Ⅵ時。望月家では、今現在お母さんが趣味である編み物をしている。
私は今こうやってつづっているのだから、別にこれといって書くことはないだろう。
ただ、変わったことといえば、妙な胸騒ぎがする。今さっき、髪を整えて制服に着替えたのだが
どうも、いつものように、上手くいかない。何かしただろうか。
まぁ、こんな早くに書いているのは前にもつづったように原因は由良ちゃんにある。
由良ちゃんは放課後の観察を楽しみにいつも舞い上がっているから
Ⅰ時間ほど早く来てしまうのだ。
だから私は、こうやってⅠ時間早く起きている。
噂をすればなんとやら、由良ちゃんがきた.....ような気がする。
それでは、いってきます。
私は日記を閉じた。
◆◆
私は半分あせっていた。
今日は観察の日。いつも以上に舞い上がっているためか、リボンが上手く結べない。
「困ったな...」
親に結んでもらうのも気が引ける。まず、親がきれいに結べるとは思えない。
このリボンは小学校の頃、響に「私に似合う髪飾りない?」と聞いたところ、少し戸惑いながらも選んでもらっていたものだ。
あの頃の響は本当に内気で、こっちが話しかけなきゃ何も話してくれない子だったが、やっぱり天文部を進めてよかった。
私には、現在大学受験生の姉がいる。姉が元天文部だったのだ。
そのことはあとにして、リボンだ。どうもさっきから挑戦しているのに、上手くいかない。
このリボンといえば、一回、部活中
「由良ってなんでそのリボンつけてるの~?それ、由良に似合ってないしだっさ~い!千歳が選んであげたら、もっと由良を可愛く出来るのに~それ、誰かに選んでもらったの~?選んでもらったとしたら、その人、本気で由良のこと、分かってないよ~www由良に似合うのは緑系統なのに~wwwww」
この後どうなったのかはご想像にお任せする。
あとにも先にもない怒りを覚えたけどね。
ふと、部屋の時計を見ると、さっきまで、小さい針が6を指していたはずなのに、もう7を指していた。
大きい針はなんと、9。
「うそっ!!急がなきゃ!!」
家を飛び出す、あうやく、自分の着替えなどを忘れかける。
観察の日は、学校に泊り込みなため、えらく荷物が大変なことになる。
ダッシュすること3分。私が足が速いほうだったのがせめてもの救いだ。
「望月」と書かれた表札の下のインターホンを連打する。
数秒するとガチャとドアが開き、不機嫌そうに響がでてききた。
「インターホン...壊れちゃいます。」
と少し睨みながら言われた。これは半分あきれてるなこりゃ。
「ごめんごめん...それより時間!
「6時45分です。」」
響にさえぎられてしまい、うっと早くきてしまったことをいまさら自覚した。
「流石に、校門も開いてないし、15分、私の家でゆっくりしていって。」
そうだ...この子、低血圧だ...
今日に限らず、大体彼女は朝機嫌が悪い。
長年付き合ってきて、すっかり忘れていた。
「由良ちゃ~んその様子だと、だいぶはしってきたでしょう?はい、どうぞ。」
玄関にお邪魔させていただくと、30代半ばの女性が話しかけてくる
「あ、ありがとうございます。おばさん」
響のお母さんだ。ちなみに、お父さんは5年以上付き合ってる私はあったことがない。
何かあるのかもしれないと思い、何も言っていないが...
おばさんにもらったお茶をぐいっと飲み干す。
望月家には15分ほど楽しい会話をし、望月家をあとにした。
そして、時は、いよいよ観察の時間にうつる。
「ねぇねぇ由良ー!今日の観察、たのしみじゃな~い?」
「楽しみに決まってんじゃん!きゃはは!」
同じクラスの北上千歳と一緒に部室まで来ていた。
彼女はモデルのような体型に、きれいに整えられた顔立ち、髪も枝毛など一本もない。整えられた青毛に強調するように髪にとめている赤いカチューシャは、女子力の象徴だ。もちろんモテる。運動もまぁできる。勉強はできると思われている。
そう。コイツは...屈指の馬鹿だ。そのわりに、自分は頭がいいと思っている。回りがちやほやするからだ。
天文部で馬鹿といえば、響もだが、あの子は自覚している。
まぁ、そんなわけで、私は彼女のことが苦手だ。
「千歳、夕闇流星群楽しみだなぁ~♪」
なのにコイツはのんきである。
確かに、私も楽しみだ。
部室の扉をあけると、私たち以外の全員が集まっていた。顧問はいないが。
「おそい。2分遅刻。」
扉を開けたとたんに出てきた声。
天文部のもう一人の副部長、暁 真夜である。
生徒会の一人であり、自分に厳しく、人に厳しい。まぁ、人にはよくは思われていない。
「まぁまぁ真夜ちゃん。今日は許してあげようよ......」
同じ副部長である響が苦笑いを浮かべながら真夜を宥める。
「ふん」
これだからこの子は可愛くない。
まぁ、なんとか準備を進めることになり、必要最低限のものを屋上に準備し、夕食を家庭科室で作り、目覚ましをセットし早々に寝た。
◆◆
みんなが寝静まった夜。
といってもまだ9時ごろ、観察まであと3時間の猶予がある、が私はもう既におきていた。
私、暁真夜は、屋上に机といすを出し、持参した毛布を羽織って生徒会用の資料を作っていた。
生徒会長の圧力は正直言って、大きい。
遅れたら、今度は髪を引っ張られるだけじゃすまされないだろう。
「大体、なんで、私が他の部活の資料を作らなきゃなんないのよ......」
会計にやらせればいいのに。という言葉を飲み込みながらも、愚痴をこぼした。
大体、うちの生徒会はド鬼畜すぎる。今日頼まれた資料が休日明けなんて、天文部はその休日明けまで、おうちに帰れないんですよ?それに、生徒会の情報はいくら親しい人にも流してはいけない。つまり、あの人たちの前では作業をしてはいけない。
そうなると、流石に終わらないだろ。一人で、滅茶苦茶ある部活の資料なんて。
「観察終わったらすぐ寝よう...」
私はそう、ぼやいた。が。
そうはいかなかった。私が次に見た光景は、既に時雨達がいたのだから。
寝てしまっていた。ということになる。
仕方ないので、パッパと片付けて、観察に集中することにした。
「へっくしゅん!」
「ん?お前、風邪ひいただろ。」
私のくしゃみに青葉が反応する。
「まっったく。真夜が外なんかで寝るから!」
「余計なお世話よ。」
時雨が言った言葉に私は冷たく返す。
「そうはいきません。これ、私のだけで、よければ羽織って?」
響が羽織物を持ってくる。
「...ありがと」
仕方がないので、もらっておくことにした。
そんなときだった。
「...来たよ。」
由良が、そう忠告する。
空が明るくなる。光に包まれる。
夕闇流星群だ。
赤、青、黄、緑、紫、桃など、さまざまな色に輝く流星群に一同は、見入っていた。
「お、おい...あれ、なんかやばくないか?」
康太がそういったときにはもう、すべて遅かった。
一つの流星群が、火を上げ、此方に向かっていた。
逃げようとしたって、間に合わない。
目の前が真っ暗になった。
星は遠い。
何光年も、何光年も遠いところにある。
星は寿命を足すと小爆発を起こす。
その姿は儚く、小さく誰にも見届けられることもなく、最後を迎える。
その星の最後を見届けるのが、私の夢だ。
生きる希望も理由もなかった私に、理由を与えてくれた。
「先輩っ!今までありがとうございました!ご卒業おめでとうございます!」
レンガ敷きの校門前に、元気な声が響く。
彼女は日向由良。我が天文部のムードメーカーである。
「ありがとう。」
私の憧れの人はにっこり笑って解釈のお礼を言う。
私も言わなければと思い、反射的に口を開く...が。
「あ、あのぉ...しぇ、先輩...ご、ご卒業....」
「よしよし、響ちゃん。耳まで赤くなってるぞ?緊張しないで、深呼吸深呼吸っ♪」
先輩に促され、言われたとおりにスーハースーハーと深呼吸。一息ついて
「先輩。ご卒業、おめでとうございます。高校に行ってもがんばってください!」
「よし!えらいっ!よく出来ましたっ!響ちゃんに言われたら先輩、高校もがんばっちゃうぞー!」
「先輩先輩っ!私の言葉は響かなかったのー?」
「まさかっ!由良ちゃんの言葉もちゃんと響いたよーふふっ」
私の名前は望月響。この吹雪学園の2年生である。
時は3月。卒業式当日。私は部活一番の仲良しの由良と憧れの先輩と話していた。
先輩は旧副部長で、みんなに優しい人で、私にも優しくしてくれた。
最も、天文部の先輩方はみんな優しいのだが。
「おー先輩、ご卒業おめでとっすー」
「おめでとうございますー」
「青葉君に康太君。どうもありがとう。」
長門青葉君と赤城康太君。二人はとても仲が良くて羨ましい。
青葉君は私の腕をぐいっと引っ張って
「こいつ、借りてもいいですか?」
といい、ニッと笑った。
「あ~今回の流星群の担当。響と、青葉だったね~いってら~先輩枠は、私がもらったかんね!」
Vサインを決め、ニカっと笑った。
私は
「し、仕方ないなぁ~もうっ!」
と言った。そして、青葉君と康太君と歩き出す。
「二人は、先輩方には挨拶したの?」
と、他愛もない質問からきりだした私に
「嗚呼、もう俺等は全員回りに行ったぜ!寂しいけどな。みんな、遊びに来てくれるってさ!」
「へぇ~!またにぎやかな天文部が戻ってくる日がくるんだね!」
と返すと
「なーに言ってんだよ!今でも十分にぎやかじゃんか!」
にぎやかな天文部がすきなことを知っているのか、彼なりに、私を励ましてくれている。
「ふふ、そうかもね~」
と、微笑みながら返した。
校舎に入り、階段を上がり、たった一つの教室に向かう。
3階建ての校舎の一番上。屋上の扉の隣の教室。天文部専用の部室である。
康太君がガラっと扉を開ける。
「あー!!なんだよ....動じないなぁ....ホント....」
扉を開けた瞬間の大声にびっくりしてしまった。思わず私は体をビクっとさせてしまう。
「おーい、不知火ー!お前が大声出すから響が怖がってるじゃないかー」
からかうように、青葉君が注意する。
ちなみに私の呼び名は響、響ちゃん、もっちー、望月さん。そんなところだろうか。
「おーごめんねー響ちゃーん。まさか、くるとは思わなくてー」
「お前が呼び出したんだろ。」
と康太君がツッコミを入れる。彼はどちらかというとツッコミ側、『彼女』はボケだ。
彼女の名前は、不知火 時雨。『これでも』(強調)天文部の部長である。
ネトゲーマーで、顧問がいないときは大体部室にこもって、ネトゲをする。
私は彼女のことを「しぐ」と呼んでいる。私が呼び捨てで呼んでいるのは彼女だけだ。
しぐは情けない部長だと私は思う。口には出さないけれど。
「じゃー会議に入るよー」
しぐはパソコンを閉じて、普通の教室より一回り小さい黒板と、申し訳程度においてあるブラックボードを用意する。
そして、以下のことを記した。
今回の目的 500年に1度の夕闇流星群の観察。
日時 3月○日。午後17時。
責任者 望月響 長門青葉
参加者 望月響 長門青葉 不知火時雨 暁真夜 日向由良 赤城康太 北上千歳
以上7名
「さて...今回は2年だけの観察だったよね?響。」
しぐは会議のような集中するときは名前で呼び捨て...という癖がある。
「うん。やっぱり、1年生ももうそろそろ、自分達で会議をすることを私たちに頼らずやっていくべきだと思うんだ。あと、私たちももう3年生、高校受験とかで、皆観察とか出来なくなると思うんだ。だから、今回は2年だけで。」
私は正直な意見を言った。今回の観察は、私が言い出しっぺだ。
この、2年生だけというのは、正解だったのかもしれない。
駄目な私は、こんな提案しなかったほうが良かった。
私はともかく、みんなまで、ああなってしまうなんて。
駄目な私は、この流星群の観察を楽しみにしていたのだ。
赤、青、黄、水、紫に光る数々の星たちを。
おろかな私は楽しみにしていたのだ
パソコンのウィンドウに移されたその流星群は500年に1度というだけであって酷く、酷く美しかった。
酷く酷く、残酷だった。酷く酷く、愚かな私はその流星群に魅了され、虜になってしまった。
そして、愚かな私は...
その流星群を観察することを提案してしまった。
今日は、最悪の自体を免れなくしてしまった日である。
愚かな私へ
今度は......みんなを守れるようになれ。
守れるような人になれないのならば...
死ねばいい。
前回言ったとおり、新連載始めます。
ジャンルはファンタジーホラーです。
テーマ:ファンタジーホラー時々恋愛!?読者と自分自身が楽しめる小説に!
注意点:死ネタあり。主人公がやや病んでる。艦これの影響を微妙に受けてる。甘ーいラブコメを少々。
設定(あらすじ):全体的に舞台は中世ヨーロッパ、昭和太平洋戦争の話はやや取り入れます。
主人公達は日本の何処かの吹雪学園の2年生。時は3月。あと一ヶ月で受験生で登場人物の主な共通点は3つ。同じ学年、同じ部活、苗字か名前がかつての戦艦の名前になっているという特殊な共通点を持っている。
部活は天文部で、たまたま、その天文部2年部員7人は「夕闇流星群」という流星群を観察することに。
その観察が全ての事の始まりに過ぎなかった...!
登場人物
1、望月 響(モチヅキ ヒビキ)
やや病み状態の女子。小学校のときにいじめられて人間不信気味。学校には行っている。天文部副部長。いつも優しい青葉の事が好き?
クリーム色の髪に二つ結び。
2、長門 青葉(ナガト アオバ)
優男でそのおかげでモテモテ。人間差別をしないので響にも優しくしている。
茶髪で男子にしては長い。
3、日向 由良(ヒナタ ユラ)
天文部ムードメーカー及び響の良き理解者で小学校低学年から響のことを知っている。
黒髪のショートヘアーでリボンの髪飾りをしている。
4、暁 真夜(アカツキ マヤ)
生徒会副会長&天文部副部長。生徒会に出払っているので、出席日数は少ない。自分に厳しく、他人に厳しいため、良くは思われていない。
青がかかった黒髪でポニーテールで赤縁眼鏡をかけている。
5、不知火 時雨(シラヌイ シグレ)
天文部部長で天文部の責任者(?)響と同じクラスで人を茶化しては楽しんでいる。赤毛で髪は肩ぐらいまで下ろしている。
6、北上 千歳(キタカミ チトセ)
由良と同じクラスでよく由良とつるんでいるが、由良は苦手意識を持っているらしい。問題児。
青毛のロング。赤のカチューシャをしていて妬ましいくらいおしゃれ
7、赤城 康太(アカギ コウタ)
天文部一のいじられキャラで青葉の親友というよりは取り巻きのとうに見える。
短髪の黒髪。
投稿ペース:1~3日に一回
「そうだ。新しいジャンルやってみよう。」
というわけで、自分が飽きるまで、ファンタジー系小説しか書かない私が、頑張ってミステリー(強調)小説をやってみる。
もちろん、ネタなんて3分弱で考えました。あたいったら天才ねっっっ!!
だ か ら つ づ か な い 。
場合により、長くなるかもしれないし、短くなるかもしれないという状況です。
あと、小説を書き始めてから1年半たってるとはいえ私の専門はファンタジーです。過度な期待はしないでください。
いや、たまにいるんですよね。そういう人。小説といえば、夏桜小説の「本音」は懐かしいですね。あの頃の自分に小説の極意(?)と一緒に文法という言葉を(物理的に)教えたいです。りむです。
というわけで、登場人物というものは普通(というか私の場合)ちゃんと紙に容姿とか、性格とか書き留めておくのですが、そんなのやってられません。砂香の設定などが書き留めてあるノートはもう見たくないです。絶対に。
ストーリーもちゃんとある程度まとめて載せるですけどね。即興なので。無理っ!
長々と、前文が続きましたが、ミステリーというわけで、言っておきますが、私が考えるトリックは至って単純です。おそらく、中1の勉強をしっかりやっていれば、安易に解けるトリックだと思います。あと、犯人は記しません、見てる人の解釈を見たいので、解釈したら、コメントしてください。面白そうですし。おすし。
それでは。
2○×△年。世界が近代化され、温暖化が今より急激に進んでいる時代。
世界は少しずつ、何かに蝕まれるような圧迫感か何かが、人々の心を野蛮化していく。そんな世界。
警察や、自衛隊や政治家は機能しなくなり、人々はだらけ、N E E Tが多くなった。
そんな、時代があったものだ。
とある歴史の書物によると、頻繁に起こった殺人事件が、1件だけ解決した事件があった。
犯人はかなりのエリートで、そんな栄光を掲げた人物は今じゃ有名、憧れの的、たまにニュースにとりあげられる。織田信長や、豊臣秀吉、徳川家康並に有名になった人物だ。
名前は、メアリー・アンジェ。じゃじゃ馬娘、御転婆娘と呼ばれていた、イタリアとフランス人のハーフ日本育ちのお嬢である。
2○×△年
「お嬢様っ!お待ちください!お嬢様ぁ~!」
「ふふっ、エリー!遅いですわよ!」
鳴り響く蹄の音。ここはアンジェ家の敷地内、そのアンジェ家の一人娘、メアリー・アンジェ。自由奔放な性格で、使用人も手をやくお嬢様。メアリーの専属メイドのエリーは今日も我侭につき合わされていた。
「まったく・・・・今日は旦那様も帰ってこられるというのに・・・・」
お嬢様ときたら、アンジェ家にふさわしくないお召し物を着て、作法もまともになってないと、なんて旦那様にお叱りを受けるか・・・・考えるだけでも嫌だった。
「エリー!乗馬も飽きましたわ!着替えて、お父様がくる駅までお迎えにいきましょう!」
お嬢様が旦那様のことがすきなのが、せめてもの救いなのかもしれない。
「わ、分かりましたわ。今回は、なんのお召し物を着られますか?」
「そうねぇ・・・・あの、紫のがいいですわ!」
「お気に入りでございますね。では、わたくしは先に行って、お召し物の準備をしてお待ちしております。お嬢様のペースで部屋にお戻りください。それでは、失礼します。」
一礼をして、お嬢様にお待たせしないように急いで屋敷に入る。そして、衣裳部屋に入ると、紫のドレスをだして、準備は簡単にした。
「エリー?終わったー?」
「ええ、もちろん。」
「じゃあ、着付けを手伝ってくださいな。」
「仰せのままに。」
なんだかんだいい、アンジェ家の威厳は奥様から言いつけられているので、中々な女子力をかもしだしていた。
「よし!行きますわよ!!」
馬車で移動すること30分。
駅前についた。お嬢様は人だかりに気づく。
「何々!?なんの騒ぎですの!?」
「あっ!お嬢様っ!」
**
「何々!?なんの騒ぎですの!?」
わたくしは馬車に飛び出すなり人だかりに飛び込んでいった。
人だかりは大好きなのだ。
わたくしは、近くの若者に、話を聞くことが出来た。
「嗚呼、アンジェ家のじゃじゃ娘か。これを見てみな。」
私が見たのは、血を吐いて倒れている男性だった。
「まぁ・・・・・!」
なんともいえない状況だった。
見た感じの外傷はなく、そして、ほのかに刺激臭がした。
「あの、この捜査、私に任せていただけませんか?」
「は、はぁ・・・・・」
日本はヤードがいない。昔はいたらしいが、機能しなくなってしまったという。
「だが、お嬢ちゃん。証拠品も、凶器も何も分からない。そんなので分かるのか?」
「ええ。」
そういい、私は男性の口を開け、臭いを嗅いだ。
わたくしは、それでもう、凶器は分かってしまった。
そして、それと思う理由が2つほどある。
1つは、男性の服装が、着物。
もう1つは、口に臭うにおい。
これだけで、死因と、凶器が分かってしまったのだ。
「あなた方は、この人のお知り合いですか?」
わたくしが問いかけると
「嗚呼。」
「自己紹介をお願いしてもよろしいですか?フルネームと、職業、被害者関係を。」
わたくしは、3人の若者。
一人はめんどくさそうに
「諏川翼、職業は教師。あいつとは、高校からの友人だ。」
もう一人はすすり泣きながら
「荒山若菜です。職業は宿屋の若女将を・・・・あの人は、私の恋人です。」
一人は普通に
「山崎亮(トオル)っす。職業はホスト、先輩とは、大学時代にお世話になりまして」
「あなたたちの共通点はありますか?」
「いやー・・・・若菜さんは初対面ですけど、諏川先輩とは大学生のとき何度か・・・・」
特になし・・・・か。
「俺も、荒山とは、無関係だ。」
「え、ええ・・・・そうです。私は、あの人に誘われて来た身ですから・・・・でも、こんなことになるなんて・・・・!」
「でも、急に先輩が血を吐いて倒れるなんて・・・・・」
「何か・・・・飲んでませんでしたか?」
「いや、何も・・・・・」
「一番最後に食べたり飲んだりしたのは?」
「自販機のミネラルウォーターだったと思います・・・・・」
飽きた。これで分かったら神だわ。




