WTCCってレースに興味を持ったのは「喧嘩レース」って評されていたから。

どんなレースになるんだろーって決勝の日をワクワクして待った。文字通り、待った。


決勝は雨が降る中スタートした。

一斉にマシンが第一コーナーに突っ込んでくるわけなんだけど、すごいカオスを感じた。
岡山国際サーキットの狭いコースを何台も横並びで突っ込んでくるのだ。

日本のレースで例えると「あ、コーナーありますよ。お先どぞ^^」「あざーす^^」って感じなんだけど
WTCCの場合は「俺が行くから」「あー、まじでー、俺も行くわー」「じゃあ俺も」「俺も」「俺も」って勢い。

だから案の定、スタート開始直後から凄いクラッシュやコースアウトが発生することになる。


そして何と言っても超接近戦。

レース用語で「テール・トゥ・ノーズ」という言葉がある。
これは前のマシンの後部と後ろのマシンのノーズ(先端部)が触れそうな程接近してる時などに用いられてる用語なんだけどWTCCはそれを超越してぶつかってる。

その他のレースではぶつけて相手側のクラッシュを誘発してしまったらペナルティの対象になるが(無い場合もあるが)このレースは特にお咎めがないようでその点がWTCCというレースの醍醐味なのだろう。

またレース1、レース2と区切られていて1つのレースの周回数は20周以下と短い。(F1やGTは50周~)
その為、タイヤ温存なんてほぼ考えないで走るから全周回、本気の走りが見れる。


今回、多少無理矢理だったけどWTCCを見に岡山まで足を運んだ事を心から良かったと思う。
まだ見た事ないって方は是非見てもらいたいレースである。


そういえばWTCCは2008年から2010年までの3年間、岡山国際サーキットで開催されたんだけど、
この3年間、決勝日は全て雨に見舞われている。

そして2011年、WTCCは鈴鹿サーキットで初開催となった。東京に出てきてて見れなかったけど。


が、僕の客観的な意見としてはWTCCというレースは鈴鹿ではなく、岡山で開催されるべきだと思う。
僕は鈴鹿を愛してるし素晴らしいコースだと思うんだけど鈴鹿はコースがしっかりしててコース幅も広いから接近戦が売りのWTCCは合わないんじゃないかと思う。

そんなことよりMOTO-GPを鈴鹿でやってくんないかなぁ...


ハイパーアシスタントの憂鬱


ハイパーアシスタントの憂鬱


ハイパーアシスタントの憂鬱

これは2009年の画像。憧れのルマンカーを見る事ができた