特に意識もしてないのにふいに昔あった出来事を思い出すときってありますよね?
実は今年の夏が始まる頃にある出来事を何の前触れもなく思い出し、それが今まで僕の頭にこびりついているのである。
その出来事は、その夜は僕にとって恐怖そのものだった。
今から10年くらい前、僕が高校生であり、京都に住んでいたころの話。
京都に宇治川ラインという場所がある。そこは京都(正確には宇治)と滋賀県を結ぶ山道で、ドライブやツーリングで人気がある場所なんだけど、夜は走り屋の人気スポットだった。
そんな僕もバイクに乗り暇があれば走りに行っていた。
この宇治川ラインという場所は走り屋にとってスタートとゴールという物が定められていた。
だから皆一定の場所でスタートし、一定の場所で引き返す。
その宇治川ラインの奥にも結構いい感じの道がある。が、あまり走り屋はその場所を走らない。
その為、夜は車もほとんど通らず水銀灯も一部にしか無いので正直、通りたいとは思えない場所だ。
「奥ライン」と、一部では言われている。
今から話すことは僕がこの「奥ライン」で体験したことである。
その夜、僕と友人(以下N)で宇治川ラインに走りにきていた。
しばらく走ってると、警察が来て「早く帰りなさーい」と乗り込んでくる(←たまにあること)
走り屋は形だけ逃げて、警察が帰るとまた走り出したりそのまま帰ったりする。
僕らも取りあえず宇治川ラインに居るわけには行かないので移動を迫られていた。
N「じゃあしばらく奥ラインで走ってかへん?」
僕は正直嫌だった。何回か通ったことはあるけど本当に空気が違うのだ。
1人で走るには心細い場所だけど2人ならいいか、と思い了解した。
そして僕らは奥ラインへと走り出した。
奥ラインに入り、突然ある物に遭遇する。
ブラインドコーナーの先に(先の見えないカーブ)鹿がつっ立っていたのだ。
僕らは挙動を見出しながらも何とか衝突せずうまくかわした。
先を走ってるNが「あっぶなー」って感じで胸を撫で下ろすジェスチャーをする。
噂では鹿が出るとは聞いていたのでビックリはしたけど「本当に居るんだなー」程度だった。
次に、僕らは一人の警官と遭遇する。
警官が、夜中の1時、2時に人気の無い山道に1人で立っているのだ。ガードレールの向こうを向いたまま。
当時は気にならなかった、結構な速度で走ってたから「やべ、呼び止められるかも」とビビったくらいだった。
しかし僕らは何事もなく警官の横をすり抜けることができた。
すり抜る瞬間も警官は僕らの方に振り向きさえしなかった。
減速してパトカーを探したが結局、見つからなかった。
Nはまたこちらに振り向き「はぁ?」みたいな感じで首を傾げてみせた。
この辺りから怖い、というより何か不思議な感覚が僕の中に確かにあった。
長くなりそうなんで一回区切ります
実は今年の夏が始まる頃にある出来事を何の前触れもなく思い出し、それが今まで僕の頭にこびりついているのである。
その出来事は、その夜は僕にとって恐怖そのものだった。
今から10年くらい前、僕が高校生であり、京都に住んでいたころの話。
京都に宇治川ラインという場所がある。そこは京都(正確には宇治)と滋賀県を結ぶ山道で、ドライブやツーリングで人気がある場所なんだけど、夜は走り屋の人気スポットだった。
そんな僕もバイクに乗り暇があれば走りに行っていた。
この宇治川ラインという場所は走り屋にとってスタートとゴールという物が定められていた。
だから皆一定の場所でスタートし、一定の場所で引き返す。
その宇治川ラインの奥にも結構いい感じの道がある。が、あまり走り屋はその場所を走らない。
その為、夜は車もほとんど通らず水銀灯も一部にしか無いので正直、通りたいとは思えない場所だ。
「奥ライン」と、一部では言われている。
今から話すことは僕がこの「奥ライン」で体験したことである。
その夜、僕と友人(以下N)で宇治川ラインに走りにきていた。
しばらく走ってると、警察が来て「早く帰りなさーい」と乗り込んでくる(←たまにあること)
走り屋は形だけ逃げて、警察が帰るとまた走り出したりそのまま帰ったりする。
僕らも取りあえず宇治川ラインに居るわけには行かないので移動を迫られていた。
N「じゃあしばらく奥ラインで走ってかへん?」
僕は正直嫌だった。何回か通ったことはあるけど本当に空気が違うのだ。
1人で走るには心細い場所だけど2人ならいいか、と思い了解した。
そして僕らは奥ラインへと走り出した。
奥ラインに入り、突然ある物に遭遇する。
ブラインドコーナーの先に(先の見えないカーブ)鹿がつっ立っていたのだ。
僕らは挙動を見出しながらも何とか衝突せずうまくかわした。
先を走ってるNが「あっぶなー」って感じで胸を撫で下ろすジェスチャーをする。
噂では鹿が出るとは聞いていたのでビックリはしたけど「本当に居るんだなー」程度だった。
次に、僕らは一人の警官と遭遇する。
警官が、夜中の1時、2時に人気の無い山道に1人で立っているのだ。ガードレールの向こうを向いたまま。
当時は気にならなかった、結構な速度で走ってたから「やべ、呼び止められるかも」とビビったくらいだった。
しかし僕らは何事もなく警官の横をすり抜けることができた。
すり抜る瞬間も警官は僕らの方に振り向きさえしなかった。
減速してパトカーを探したが結局、見つからなかった。
Nはまたこちらに振り向き「はぁ?」みたいな感じで首を傾げてみせた。
この辺りから怖い、というより何か不思議な感覚が僕の中に確かにあった。
長くなりそうなんで一回区切ります