8月19日、くもり。

京都に帰って来ていた僕はどうしても行きたかった場所があった。

それが、伏見稲荷なのだ。

初詣で何回か行ったことはあるんだけど今回行きたいのは本殿を上に進んだ場所にある「千本鳥居」

いつもは本殿までしか行ってなくて存在すら知らなかったのだがたまたま雑誌を読んでて目に入って以来、僕の頭の片隅にその存在がどっしりと腰を落とすようになっていた。


いざ、千本鳥居へ。

本殿の奥へ奥へ進んでいくとあったありました沢山の鳥居が!

テクテク進む。

最初は平たい道なのだけど段々勾配がきつくなってくる、階段さんも多い。

ひーこら歩くこと30分。

道が開けた場所に到着、京都の町を一望できるエリアだ。

観光客の方々もそこで休んでいる。

ここで終わりかー、と思って案内図を見たら、、

「え、まだまだじゃないっすか!?」

頂上だと思っていた場所は序の口で真の頂上は更に上に控えてるみたいなのだ。


そしてここからが地獄の始まりであった。

ここからの道は、まず暗い。辺りに木々が生い茂っているので日光が入ってこない。光合成できない。

で、人が以上に少ない。今気づいたら普通の観光客の人はさっきの場所で帰っていくのか...?


しかし何よりも、恐かった。

無数の祠に無数の鳥居に無数の狐。

そして、分かれ道。

自分が頂上を目指して歩いているのかさえ分からなくなってきた。

母の言葉を思い出す。

僕が登っている稲荷山は幾つも分岐していてうっかり隣町に降りてしまうことはよくあるらしいのだ。


万事休す。←あんまり意味分かってないけどこういう時に使うんだろうと思う。


道は更に細く、勾配は強く、うす暗くなっていく。人を見かけない。

体力に自身のある僕でも結構つらかった。

というか、こんなん軽装で来たら絶対アウトやん。山装備いるやん。とブツブツ呟きながら歩いた。


ある意味、神秘的な場所だと思う。神聖な場所なんだろう。

でも恐いねん....。

来たのがランチタイムの時だからよかったものをうっかり夕方とかに来たらもう死のイメージしか湧かない...。


そんなこんなでも何とか頂上に到着。


感無量。

なわけないやん。僕はそそくさと下山した。

いや、馬鹿にしてるわけじゃなく、それだけ体力を消耗しきっていたのだ。


結局2時間30分くらい稲荷山で過ごしたのだ。

恐るべし稲荷山。

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お稲荷さんは狐の神様なのです
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冥界への入り口、この辺りはまだ良かった。
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恐いよ...
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くわばらくわばら
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あーもう無理っす帰ります