王城正人と井浦慶。
2人は幼馴染であり、お互いにとって一番の理解者。
宵越が技術面だけでなく本当の意味でチームワークを実践できたのもこの2人あってこそ。
チームの精神的支柱。
王城のフィジカルはカバディ向きじゃない。
吹けば飛ぶような細さだ。
スポーツエリートの宵越も最初は彼を疑っていたが、すぐに彼が一流だと認めた。
王城の呼吸やカウンターは、合気などの武道に近い。
王城正人を表現する時、度々向日葵が用いられることも印象的だ。
枝葉を横に伸ばすよりも、太陽の方向へひたすら真っ直ぐ伸びることだけ集中する。
そんな彼が優勝決定戦の試合で力を完全に出し切ってしまった後の場面。
もう彼の試合の残り時間はコートの外だ。
井浦は何もかもわかってる。
王城の心の奥底の悔しさも寂しさも。
自分自身への怒りも。
でもそれでも井浦は言う。
俺以外にはバレねーよ。
お前は誰が見ても、
『最強の攻撃手だ。』
この見開きで完全に語彙力消滅した
◆単行本未収録 270話 世界組5番・王城正人より
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