いつの日か | Re:

いつの日か

昨晩は四谷OUTBREAK!へ足を運んだ。

実はこの日は毎月行っているアコースティックライブへの参加が

決まっていたのだけど、直樹さんと清水さんへその旨を伝えて

出演を断っていた。

二人ともそれなら分かった、行ってきてやれ!

と送り出してくれた。

 

SHiFTが大阪でのライブを行う前々日に一通の知らせが入った。

VEPALAPISのTAKUMAが音楽を辞めるという知らせ。

ショックだった。

その知らせにはある程度の理由が書いてあったのだが、

どうしても納得できないし受け入れられない自分がいて、

連絡者へ直ぐに返信を出した。

 

何度もの長いやり取りの中で、いつの間にか涙が出ていた。

無念すぎる理由に涙が止まらなかった。

 

まだ若くしてギタリストとしての素質を

おそらく自分が対バンしてきた中でもNo.1ではないだろうか。

その彼がまだ20代のうちに辞めてしまう事は、

本当に残念でならない。

 

昨日のライブでもいつもの彼らしい素晴らしいもので

全く辞めてしまうなんて感じがしないし、

聞かされた理由にも程遠く感じた。

 

だけど自分自身で決断をして、昨日のステージで彼は去った。

 

最後にHELLOという曲を演った時、

初めて会った時の事やギタリスト同士で

色々な事を話した事、そしてHELLOという曲について話した事など

彼との思い出が頭の中で過って行く。

分かってはいたけど、やはり涙が出てしまう。

 

ライブはあっという間に終わり、彼は笑顔でステージを後にした。

会場へはSHiFTへも来てくれてる方達もいて

不思議な雰囲気だったけど、なんだか嬉しかった。

言葉を交わそうとするけど、ちょっとキツい。

何か言おうとすると涙が出てきそうになる。

 

しばらくするとステージを終えたTAKUMAが歩み寄ってきた。

かけられる言葉が浮かばない。

でもTAKUMAを抱き寄せて言葉じゃない気持ちを伝えた。

きっときっと伝わってると思う。

 

まだ20代。

俺も同じ頃に音楽を辞めようと思いバンドを辞めた事がある。

その時は全く後悔も無かったのが今思えば不思議だ。

きっと彼も同じようにあると思う。

いずれ時が経ち、また戻ってきたけりゃいつでもやればいい。

そしてずっと、また戻ってくると信じておく。

待ってるよ。