フィンランド全土の様子はわかりませんが、ここ南カルヤラでは、春はずいぶん前から姿を見せてくれています。
まあ、これはもう半袖でいいでしょ!って日の翌日に容赦なく雪が降ったりするので、文字通りの三寒四温。冬と春の境目まっただ中でしたが。
が。
が、ですよ。
今日からは春!
冷えこもうが吹雪こうが、春!
なぜか? 今日がVappuだからです!
Vappuがどんなモンかと言うと、
人々(主に大学生)が白い帽子をかぶり
学部ごとのお揃いのツナギを着て
町でビール片手にお祭り騒ぎをする
…っていうアレらしいんですが…。
何そのわたしがもっとも苦手とするパーティタイプのイベント…🙄
これについては、ダンナ氏不在時にママ氏に「おたくの息子さんはVappuのお祭りに参加したことはあります?」と聞いてみましたら「あの子はそういうの絶対参加しないわよ」と笑顔で切り捨てられ、せめて学部のツナギの色だけでも知りたいとダンナ氏に確認したところ、「興味ないから知らない」「みんなはツナギ買ってたけど、自分は興味ないから見もしなかった」という取り付く島もない回答…。
平常運転すぎて逆に安心したわ!www
ご参考までに、
Vappu in Helsinki 2019の様子はこちら!
この動画を観て、最近スーパーで風船がやけにたくさん売られてることについて、ダンナ氏が「Vappuだからねえ…」と生温かくほほえんでいたことに納得しました。
なお、今年のVappuはコロナのアレの影響で、オンライン開催となりました。
ちなみに、Vappuのイベント内容について聞いた時にドン引きしたわたしですが、その前夜、ヴァルプルギスの夜についてはちょっとテンションが上がります( ´ ω ` )みんなもそうなんじゃないのぉ?
「歴史的なヴァルプルギスの夜は、キリスト教到来以前の異教の春の風習にちなんでいる。ノース人の風習では、ヴァルプルギスの夜は『死者を囲い込むもの』とされていた。北欧神話の主神オーディンがルーン文字の知識を得るために死んだことを記念するもので、その夜は死者と生者との境が弱くなる時間だといわれる。かがり火は、生者の間を歩き回るといわれる死者と無秩序な魂を追い払うためにたかれ、光と太陽が戻るメーデー(5月1日)を祝うことにつながる。」by Wikipedia
………うーん、実にいいですねえ!( ´ ▽ ` )
心の男子中学生や文字書き女子がうずうずするわあw
まあそれはさておき、タイトル回収。Vappuの代表的な食べ物のお話しましょ。
いつもながら何も気にしない背景ですみませんwww
写真のsimaはsimaの素(kotisima)を使った自家製なのですが、sima単独でもおいしいのにレーズン入りでさらにおいしいし、入ってるレーズンもかなりおいしい!( ´ ▽ ` )梅酒の梅みたいな感じ。そしてこれがまたこの揚げ菓子によく合ってるんですよ( ´ ω ` )おいしさの相乗効果やあ
ちなみに上の画像の揚げ菓子はチリチリな見た目ですが、もっとこう、脳みそみたいな見た目のものもあるので、わたしはこれ、脳みそケーキと呼んでます。
でも「leipä」だから分類的にはパンなんだよなあ。
それから、小ぶりソーセージnakkiとポテトサラダperunasalaattiもVappuの定番だそう。
皮ぷりぷりでおいしいnakki
季節商品はそのイベントの日の一ヶ月以上前から売られているけど、イベント日が過ぎるとあっさり叩き売られてさーっと売り場から消えてしまうので、Vappuの特別メニューはあと数日でおしまいです。
なので、次の特別メニューのありそうな大きなイベントはいつかダンナ氏に確認してみましたところ、Juhannus(夏至祭)ではないかとのこと。
じゃあそのJuhannusには何を食べるのかというと、「…さあ…ビールとソーセージ?」。
や、それは別に特別食でも何でもなく、きみらの普段の食事だwww
どんだけ世間のことに興味ないのwww
フィンランド情報はこちらから!