本人次第です。

 

 

というアレで。

ごきげんよう、もじぞうです。

 

 

突然ですが、フィンランドはキリスト教国です。ルター派なので、プロテスタント。

もちろん国教だからといって信じなくてもいいんだろうけど、それにしてもうちのフィンランド人たちは、まったく信じている気配がない。

というのも、実はわたしの伯母夫婦がプロテスタント系キリスト教徒でして、彼らが日常的におこなっている、日曜日に教会へいく、食事の前にお祈りする、などという、いわゆる信者っぽいことをまったくする気配がないのですw

 

ここんちでおそらく一番宗教に親しみを持っているママ氏でさえ、「日曜日に朝早く起きるのがしんどい(から教会には行かない)」「イコンの教室に通いたかったけど、毎週同じ曜日同じ時間に通うとか無理」とか言ってたし、ダンナ氏にいたっては、毎月のお給料から控除される「教会費」なるものが、日常で神を感じる唯一のものであるとさえ言い出す始末。若いころに一度「教会費無駄だから宗教やめようかな」と言ってママ氏にこっぴどく叱られてからはおとなしくしているそうですが、「成人してから教会のお世話になるのなんて結婚式と葬式くらいだし、たった一度の葬式のために今後何十年も教会費を払い続けるなんて無駄遣いもいいとこ(だから頃合いをみて教会をやめたい)」という考えは持ち続けているそうだし、わたしもその考えには全面的に賛成だなあ。教会やめても、墓地の一等地じゃないところに埋葬されるだけで野ざらしにされるわけじゃないし。ちなみに我らの結婚式は区役所的なところでやりましたが、「教会も選べるなんて知ったらお母さんが絶対教会でやれと言って聞かないはずだから、国際結婚は区役所しか選べないと言い張った」とダンナ氏。よかったねえ、嫁が日本人で🤣 

 


ちなみに、ダンナ氏が宗教を信じていない理由としては、

 

ちょっと前まで説明できないことが起こるたびに「魔女だ!悪魔憑きだ!ころせ!」とか言ってた人類が、そこからさらにさかのぼった時代で同じような現象を目の当たりにしたときに「やっべ!奇跡!マジヤバ!」ってなっててもおかしくないでしょ。

で、昔のえらい人たちが、そのマジヤバ話から独自の解釈で神という存在を作り出し、神さまはこう言ってるよ、神さまのいうこと聞かないとひどいことになるよ、と言って自分の地域の住民たちに言うことを聞かせていて、それが時を経て宗教になったんじゃないか。つまり、神さまや宗教は昔のえらい人が地域の人間に言うことを聞かせるために作られたものだと思う。だから自分には必要ない。

 

ということらしい。

 

わたしもわたしで、子供のころ、伯母の影響で一時期プロテスタントの研究をしていたママンに連れられて集会に行ったりしていたので、多少キリスト教への知識や親しみはあります。が、大人になった今は、信者を恐怖で支配したり、それにより私腹を肥やしたり、土着の宗教を排除して改宗させるべく他国を侵略するような宗教は正直信じられない対象。なので、宗教嫌いのダンナ氏との相性は悪くないのかもしれません。てか毎週日曜日に教会に連行されたら正直ストレスで死ぬ

 

 

そして、ダンナ氏の宗教嫌いはかなり徹底していまして。

わたしはわりと賛美歌とかきよしこの夜系のクリスマスソングの曲調が好きなんですが、あるときそれらを聴いていたところ、あからさまに嫌な顔をして「宗教の洗脳ソング聴いてる」と言ってみたり。

何だったか宗教の話題になったときに、聖書と言わずに、わざわざ「キリスト教のロード・オブ・ザ・リングみたいな本」と言い換えたり。実話として信じる信じないは別にして、読み物としてはなかなかおもしろいよね、と言ってみたら、まあそうね、とうなずいてましたが。さすがに笑ってしまいましたw

 

 

日本は国教がないから強制されることもないし、一神教も多神教も混在しているから、そういう意味で居心地がいいんだよなあ。

ちなみに年末の帰省では、神社2ヶ所とお寺にお邪魔する予定。楽しみです。教会はアレだけど神社仏閣は正直好き

 
 
クリスマス前はスーパーの一角に食品などの寄付コーナーができるよね。なフィンランド情報はこちらから!

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