
Artist: Twin Tribes
Album: Pendulum
Year: 2024
Genre: Darkwave, Coldwave, Gothic Rock
アメリカのダークウェーブデュオTwin Tribesの3枚目のアルバム。前作「Ceremony」を当時試聴した時にギターの清涼感には惹かれるものの歌メロが弱点な印象を受けて購入に至らなかったのを覚えてます。改めて聴いてみてもやはり総合的にDrab MajestyやShe Past Awayのレベルには達していないと思います。ただギターのフレーズやムード作りに将来性は感じたので、今回の「Pendulum」の素晴らしい出来を見ると伏線は回収されたと思います。以前はもっと淡々としていて冷たい質感のイメージがあったけど、今回は叙情的なメロディーを増やして濃厚かつ壮大なダークウェーブに進化しています。まずLuis Navarroの歌メロのセンスの向上が一番の注目の点だと思います。自信がみなぎってる感じがしてメロディーの運び方にも思いきりがあります。それを象徴するのがセカンドシングルのCauldron of ThornsでMVを見た時に2人の風貌にも貫禄が出ていて5年間という年月を感じました。この曲は少しPlaceboのTwenty Yearsを思い起こします。「Pendulum」のスタイルはThe Cureなどよりも初期Clan of XymoxやDrab Majestyに近いので、ポストパンクよりも純粋なダークウェーブと呼べるのかもしれません。スペイン語で歌われるSangre de oroだけはHéroes del Silencioのようです。The CureやShe Past Awayなどの影響下にあるアトモスフェリックでゴシックなギターはやはり素晴らしく以前よりも確実に魅力を増しています。