The First Shining of New Genus | Born of Frustration

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Artist: Insect Inside
Album: The First Shining of New Genus
Year: 2021
Genre: Slam Death Metal, Brutal Death Metal


ロシアのスラム/ブルータルデスメタルバンドInsect Insideのファーストアルバム。ドラマーのDaniel Sementsovが17才の時に結成したバンドでこのアルバムの時点では21才です。ロシアはスラム大国だけどInsect Insideはその中でも興味深い音楽を鳴らすバンドです。「The First Shining of New Genus」はボールが弾むように躍動するギターリフが最大の特徴。ギター&ベース&ドラムがどれもスウィングしていて若いエネルギーを放っています。ギターは手数が多くテクニカルで複雑だけど同時にキャッチーなリフを刻むことに長けていてその点はDying Fetusにも通じる魅力を感じます。Dying Fetusの子供といったところ。ギターとベースを弾くMichail Lukoyanovはかなり才能のある人に見受けられるけど現在は脱退してGangrenectomyに加入しています。ボーカルのDmitry Borisyukも現在は脱退してMorphogenetic Malformationで活動していて去年素晴らしいアルバムを出しました。当のInsect Insideは現在はロン毛のイケメン青年Ivan Tyulkinがボーカルとなっているけど、Dmitry Borisyukの唸声のが安定感があって好きです。ロシアは日本と比べると明らかに娯楽や誘惑が少ないだろうし、音楽にかける人生の集中力が違うのだと思います。デビュー作でここまでの安定した演奏と成熟した楽曲を完成させることが出来るのだから。因みにこのアルバムには3人のゲストボーカルがいます。