The Shroud Of | Born of Frustration

Born of Frustration

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Artist: Minimal Man
Album: The Shroud Of
Year: 1981
Genre: Industrial, Post-Punk, Minimal Wave, No Wave, Experimental Rock, Krautrock


アメリカのポストパンクバンドMinimal Manのファーストアルバム。先日待望のリイシューとなりようやく手に入れました。始めにこのアルバムは2022年現在でも通用する音楽です。Daughtersの2018年の「You Won't Get What You Want」はカバーアートからしてこのアルバムに影響を受けていると思います。「The Shroud Of」の批評でSuicideとChromeが引き合いに出されてたけど、自分は10代の頃にSuicideとChromeを聴き込んだのでどちらにも似ていないと思いました。確かに影響は受けていると思うけど決定的に違うのはSuicideはロックンロール、Chromeにはガレージパンクの要素が強くあるということ。Minimal Manにはどちらの熱量もないのでもっとミニマルでダークです。製作に関してはかなりローファイなのでChrome譲りだと思います。反復したクラウトロックの要素もあります。あとThrobbing Gristle、初期Whitehouse、Cabaret Voltaireらのインダストリアル系には通じる点があるけどそれらともやはり違います。Throbbing GristleもWhitehouseもCabaret Voltaireもあの時代だから良かったのであって現代では通用しないスタイルだと思っています。Minimal Manはもっと時代の遥か先を行っていて今聴いても古さを感じません。レトロなのは製作だけです。TuxedomoonのSteven Brownがゲスト参加しています。84年の「Safari」もぜひ再発してほしいです。