Artist: Aborted
Album: Goremageddon: The Saw And The Carnage Done
Year: 2003
Genre: Brutal Death Metal, Deathgrind, Goregrind
ベルギーのブルータルデスメタルバンドAbortedの3枚目のアルバム。Goremageddonは彼らのHPの名前にもなっているのでAbortedといえば「Goremageddon」と言えるほどにマスターピースです。前作「Engineering The Dead」の時点で他のデスメタルとは異なるセンスを見せていたけど「Goremageddon」はそれを大きく上回るスケールで、カッコ良く楽しいアルバムです。ブルータルデスメタルとグラインドコアをミックスし、Carcassの影響を受けたゴアグラインドと適度のメロディーを取り入れたアルバムです。これくらいのメロディーやギターソロはブルータリティーの邪魔にならないので「Goremageddon」のバランスというのはAbortedのベストな姿だと思っています。00年代初頭のデスメタルの中でも特にサウンドプロダクションが完璧で、自分が持ってる2009年のリイシューはたぶんリマスターはされてないけど音の迫力が十分にあります。歌詞はゴアや病理学を主なテーマとしています。Sven de Caluweのボーカルはすでに個性を確立し独特の喉声を披露しています。Svenは多くの声を使い分けるけど高い方の声はCarcassの影響をまだ残しています。ボーナストラックのCarnal ForgeはCarcassのカバーです。