Brutality Is Law | Born of Frustration

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Artist: Severed Savior
Album: Brutality Is Law
Year: 2003
Genre: Brutal Death Metal, Technical Death Metal


アメリカのテクニカル・ブルータルデスメタルバンドSevered Saviorのファーストアルバム。Severed Saviorは90年代から続くキャリアで2枚しかアルバムを出してないけどそのどちらも名盤です。「Brutality Is Law」と「Servile Insurrection」ではボーカルとギターが別人なのでサウンドや方向性にも違いが見られます。「Brutality Is Law」はDeeds Of Fleshにも在籍したことがあるJared DeaverのDeeds Of Flesh譲りの小刻みにリフを刻む手数の多いテクニカルなプレイが特徴です。彼は才能のあるギタリストで、物凄くテクニカルで複雑だけど、速いだけではなく緩急をつけたグルーヴやオールドスクールなリードも弾いたり引き出しの多さが魅力です。ボーカルのDusty BoisjolieはSevered Saviorを脱退後は目立った活動が見られなかったけど2020年にDeeds Of Fleshの「Nucleus」にゲスト参加して生存が確認されました。「Nucleus」は2018年に亡くなったErik Lindmarkへの哀悼で多くのブルデスシンガーが参加していたけど、そうそうたるメンバーの中にDusty Boisjolieの名前があることにシーンにおいて初期Severed Saviorの重要性が表れている気がします。「Brutality Is Law」は2003年という時代もあって古いブルデスと新しいブルデスのちょうど中間と言えるバランスのアルバムです。制作も素晴らしく、ブルータルデスメタル本来の垢抜けない残忍な荒々しさ、作詞からもアンチクライストの精神を存分に感じられます。