Artist: Guttural Secrete
Album: Reek Of Pubescent Despoilment
Year: 2006
Genre: Brutal Death Metal, Technical Death Metal, Slam Death Metal
アメリカのブルータルデスメタルバンドGuttural Secreteのファーストアルバム。2004年にEP「Artistic Creation With Cranial Stumps」でデビューしています。Guttural Secreteは2000年代にはこの「Reek Of Pubescent Despoilment」のみ、2010年代には「Nourishing The Spoil」のみとアルバムを2枚しか出してないけどどちらも傑作です。特に「Reek Of Pubescent Despoilment」は極めてブルータルな音の暴力で高く評価されています。DisgorgeやGorgasmやPyaemiaなどの90～00年代初期を彩ったブルデスのその先へとサウンドを押し進めた超テクニカルで予測不可能な展開が魅力です。2006年当時この領域に達していたのはGuttural Secreteだけだと思います。Syphilicもまだデビュー前。Randy Thompsonの全てをなぎ倒す破壊的なギターに負けないくらいBlue Jensenのボーカルに気合いが入ってます。声のバリエーションも多くピッグスクイールも使用しています。映画のような喋り声のサンプリングも随所に取り入れていたり攻撃的かつ下品な歌詞などはGorgasmの影響下にあるだろうと思います。ただしGuttural Secreteの曲は更にテクニカルで複雑に入り混んでます。リズミカルかつアグレッシブな、嵐や台風のような32分です。