Artist: Yamantaka // Sonic Titan
Album: UZU
Year: 2013
Genre: Progressive Rock, Psychedelic Rock, Experimental
カナダのプログレッシブロックバンドYamantaka // Sonic Titanの2枚目のアルバム。前作YT//STは30分という短いアルバムながら個性的で日本語の曲Hoshi Nekoなども入っている実験的なアルバムでカルト的には支持されました。このUZUは前作のサウンドの延長にあり、42分なのでちゃんと満足感も得られます。現在は脱退してしまっているRuby Kato Attwoodのカリスマ性溢れるボーカルを聴けます。プログレッシブロックといってもモダンとは対極のレトロなサイケ感満載でアシッドで混沌とした音楽性です。彼らが影響を受けたものが一筋縄ではいかないので、欧州の70sプログレ以外にもヘヴィーメタルや日本や中国の伝統的な文化にも影響を受けていてメンバーは歌舞伎メイクをしています。彼らのサウンドは何にも似てないけど70sのComusのようなおどろおどろしさや80sのSonic Youthのようなアートなパンクスピリットも感じます。一貫して言えるのはダークな曲調ということです。懐古主義というわけではなくて現代のバンドならではの情報量が多い中で生まれたメロディーセンスも魅力です。