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Artist: The Cooper Temple Clause
Album: See This Through And Leave
Year: 2002
Genre: Alternative Rock, Space Rock, Progressive Rock, Electronic Rock
イギリスのオルタナティブロックバンドThe Cooper Temple Clauseのファーストアルバム。メンバーは20才そこそこなので、このファーストと翌年リリースのセカンドとは音楽性がまるで違います。セカンドは落ち着いたニュープログレの元祖のような傑作だけど、ファーストは若さ溢れるノイジーなギターサウンドと荒っぽいBen Gautreyのボーカルが特徴です。Placeboなどが道を作ったダークで尖ったUKロックに、ロックンロールやガレージやポストグランジやノイズロックなどの熱いロックの要素を盛り込んだサウンドです。シングル曲のFilm-MakerとPanzer AttackとWho Needs Enemies?とLet's Kill MusicとBeen Training Dogsがアルバムの顔になっているので、ハードなオルタナ系を期待して購入した人が多いと思うけど、シングル以外の曲は実験的なスペースロック色が強く、むしろそこが聴き所だと思っています。特にAmberとMurder Songが素晴らしく、知的でプログレッシブな曲展開とボーカルパフォーマンスが魅力のどちらも名曲です。アルバム全体の統一感はセカンドに軍配だけど、各曲のエネルギーはファーストのが強く意欲的で冒険してます。