グレタ・トゥーンベリさん(スウェーデン)による
COP24(気候変動枠組条約第24回締約国会議)でのスピーチ
(2018年12月12日)

 

スウェーデンから来た15歳のグレタ・トゥーンベリです

 

私は“クライメート・ジャスティス・ナウ”の代表をしています

 

小国のスウェーデンで何をしようとも
無意味だと皆言います

しかし、変化を起こすには
大きさは関係ないと知りました

 

ほんの数人の子どもが学校を休むだけで
世界に注目されるのです

 

世界の人々が本気で協力すれば
何ができるか、想像してください

 

しかし、そのためには
どんなに言いづらいことでも

はっきりと発言する必要があります

 

不人気を恐れ、環境に優しい
永遠の経済成長のみを語る人や

 

今の惨状を招いた間違った考え方を
押し通すことだけを主張する人がいます

 

こうした考えに、ブレーキを掛けるべき時が
来ているのにです

 

真実を語れない未熟な皆さんが

その負担を、子どもに課しているのです

 

しかし、私は自分の人気よりも
気候正義と地球の生命を大切にしたいのです

 

ごく少数の人たちが
巨額のお金をもうける機会のために

私たちの文明が犠牲になっています

 

私の国のような国々にいる
お金持ちが、ぜいたくに暮らすために

私たちの生物圏が犠牲になっています

 

少数の人の豊かさは
大勢の苦しみで、あがなわれています

 

2078年、私は75歳の誕生日を迎えます

もし子どもがいれば、その日、彼らは
皆さんのことを私に尋ねるでしょう

 

手を尽くす時間が残っているうちに
なぜ何もしなかったのかと

 

子どもを何より愛していると言いつつ
皆さんは子どもの未来を奪っています

 

政治的にどうかではなく

やらなければならないことに
注力しなければ希望はありません

 

危機意識がなければ
危機は解決できません

 

化石燃料を地中にとどめ
公平性に焦点を当てる必要があります

 

現在の仕組みの中で
解決法が見つからないのなら

 

仕組み自体を
変えるべきかもしれません

 

私たちは世界のリーダーの皆さんに
お願いに来たのではありません

 

皆さんは、これまでと同様に
私たちをないがしろにするでしょう

 

もはや言い訳の余地はなく
時間の余裕もありません

 

変化は、いや応なく訪れることを
私たちは伝えに来ました

 

普通の人々こそが
真の力を発揮できるのです

 

ありがとうございました

 

○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○

 

グレタさんのスピーチを聞いて

どう思うかは自由です

 

目の前の現実は

自分で創り上げている、ということが

最近腑に落ちるようになりました

 

自分の人生

さらにもっと良きものにしようと思います

 

○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*○*

 

 

 

関連サイト

http://rief-jp.org/ct8/87084