今まで私が避けに避けてきた課題…動物虐待。私達自身が余程の精神的な問題を抱えていないとその行動や動機は理解不能だ。なぜ無抵抗で可愛い動物を虐待するのか?

 



ネットでサーチしたけど、人の心の闇の闇にまで触れている記事が少なかったので、いろいろ読みました。


動物虐待のタイプ別としては:

1)カルト教団や宗教の儀式の犠牲として使う。
2)「アート」の犠牲。
3)精神疾患を抱えた人間 (反社会性パーソナリティ障害)
4)性倒錯症/ズーサディズム(虐待された無残な動物の姿を見て性的興奮を覚えるなど)



おそらく、もっとも多く見聞きされ、問題視されているのは3番と4番だと思う。3番にある反社会性パーソナリティ障害の特徴は…
 

  • 自己中心性
  • 無思慮な衝動性
  • 反社会的な犯罪性
  • 虚言癖
  • 他者への共感の欠如
  • 反省や良心の呵責は皆無


注目したい特徴は、他者の苦痛や悲しみに対する共感の欠如と、生命の尊厳を蹂躙する暴力性。他者の痛みを理解する感情が欠如している故に、後悔の念や罪悪感などを感じない。だから、また同じ行為を繰り返す。異常だけれど辻つまは合う。


オランダで行われた動物虐待の容疑者97人を使った調査によると、動物を拷問する事によってパワーとコントロールを得る事が第一の目的だそうだ。そして、動物に屈辱と恐怖を与える事も目的とされているそうだ。(リンク先)


動物を殺した映像を他人に見せたり、殺した事を語る人間の目的は、社会や他人を怖がらせる, コントロールする, 孤立させる, 罰を与える, そして復讐や他人の権利の侵害を強調するなどがありました。


しかし、


昔からあった動物虐待は、時代と共に違う方向に広がりつつあると思う。昔は上記の理由で自分一人か少人数、もしくは他人の目の前で行われていた虐待は、インターネットにより世界中に拡大した。


『生き物苦手掲示板』


この掲示板がどのような所かの説明はしなくても分かると思う。動物虐待をシェアする掲示板だ。

 

 

「クラッシュビデオ」と言われる動物虐待の様子をビデオ投稿したり、ライブで虐待をしたりする傾向があるのは、反社会パーソナリティ障害の中の5つのタイプの一つ、「評判を守るタイプ」の人間に多い。(他の4タイプにも当てはまる人間も勿論いる)(お勧め参照リンク



この「評判を守るタイプ」に属する人間は、他者に対しての支配欲などよりも『自分が誰からも承認されないという孤独感』を常に抱えており、自分が尊敬され評価してもらえる方法があれば、どんなリスクがあろうが行動に移すという事だ。


普通であれば、こんな事バレたらトラブルになる!と言った高リスク伴う行為を平気でするのが、このパーソナリティ障害の「評判を守るタイプ」の特徴でもある。それどころかリスクが高ければ高い程、それを「勇敢な行為」と認識するんだそうだ。


行為に対しての彼等は、『リスクに対する報酬』にはほとんど無関心。自分に対する評価だけが全て。つまり、「生き物苦手コーナー」などのネットのサブカル内の人間が行為を煽り、称賛する程に虐待の行為はエスカレートしたり、繰り返されたりする。


この「勇敢な行為」をなぜするのか?それは、名声を獲得することによって、誰も自分を侮辱したり、傷つけたりしたりできないようにする為だそうだ。


これらの動機で残酷に動物を殺すのだろう。「駆除」なんて言って自らの反社会的な行為を正当化するのも、このパーソナリティ障害の特徴でもある。



ーしかし、この反社会性人格障害の「評判を守るタイプ」とズーサディズムは別物で、いつもセットでは無い。


ズーサディズムは動物加虐性愛と呼ばれていて、動物を痛めつけて性的快感を得る。ズーサディズムを持った男性は、自分の「男らしさ」を証明する手段に問題を抱え、代償行為としてまず動物などの弱者を虐待すると推測されている。(参照リンク


 

動物を虐待している人間は、いつか無実な社会の弱者に手を掛けるか、もうすでに掛けている確率が非常に高い。動物の虐待が行われている家庭では、子供も虐待されている可能性大である。

 

 

後半に続く…動物虐待とその代償。そして私達にも出来る事。