396 | レイヴ nisaオフィシャルブログ「nem Low ca」Powered by Ameba

レイヴ nisaオフィシャルブログ「nem Low ca」Powered by Ameba

レイヴ nisaオフィシャルブログ「nem Low ca」Powered by Ameba


2016年10月26日午前4時51分
レイヴ ギター みくる が永眠しました。

正直、未だに実感が湧きません。

最期の顔も、
頑張って 病と戦ってきた姿であるけど
表情はいつも移動中の機材車で寝てる
いつものるんるんの寝顔のようで。



想えばるんるんと出会ったのは約5年前。
たった5年なんだけど、凄く濃い5年間を過ごした気がするよ。


前のバンドで出逢って、
その頃、一番優しくて人当たりが良かったのが彼でした。

「るんさん!」
こう呼んで会う度にギターの話をしていたのを今でも思い出します。
るんるんとは育ってきた音楽が似ていたから、
他の誰よりも音楽の話が合った。

レイヴになってから、
俺の前のバンドの解散ライブに出てくれて
出順一番目なのに40分押した、なんて事もあったよね。

ずっとデザインとかでレイヴに関わっていて
俺がレイヴのサポートでギターを弾くことになった時、
初めて2人でギターを弾いたね。
「ここは俺が弾く」
「ここはこうアレンジしよう」
なんて。

レイヴに俺が正式に加入する事になって、
るんるんのギターと向き合うようになって、
今まで知らなかったるんるんの部分が見えて。
こんなに音楽に真面目な人なのか、って知ったんだ。


るんるんは優しくて、
でも少し怒りっぽくて、
嘘ついても顔に出てて、
誰よりも争いを好まなくて、
誰よりも空気を読んで、
でもギターや音楽に関することは意見を曲げなくて。


九州に居た頃は、
スタジオに行く時やライブに行く時
いつもるんるんが迎えに来てくれたり
送ってくれたりしてたね。
当時は言えなかったけど、
本当にありがとう。
上京してるんるんを家に送る時、
少しでも嫌な顔をしちゃってた事、
今でも悪かったなって思ってるよ。
ごめんね。


事務所に所属して、上京して、
色んな人と関わる機会が増えて。
るんるんのギターは驚く程変わった。
俺が危機感を感じる位、
るんるんの進化と努力に
驚き、羨み、そして嬉しかった。


るんるんが体調悪くなってきた時、
誰にも言わず1人で抱えてて。
なんで俺はそんな事も気付けなかったんだろう
って今でも後悔してるんだ。
優し過ぎるんだよ、るんるん。
もっと俺らを頼ってくれても良かったんだよ。


入院しても、
ずっと前向きで
最後までギター弾きたいって言ってて、
痛みや苦しみを一切お見舞いに行ってる俺らにも御家族にも言わず、
挙げ句の果てにお見舞いに来ていた俺らの体調を心配して。

本当に優しくて過ぎるよ。
気を遣い過ぎてるよ。


でも強かったんだ。誰よりも。
頑張ってたんだ。誰よりも。


最後にお見舞いに行った時には普通に話せてて。
本当に今でも信じられないよ。





報せを聞いたその日、
沢山の関係者の方々が来てくれたね。
大先輩や後輩、同期のバンドマンや楽器関係、事務所の方々...。

夕方に連絡しても夜には来てくれる、
そんな沢山の人の心を掴んでいたるんるんが本当に今でも羨ましいよ。




るんるんの創る曲達はいつもどこか優しさが溢れていて、
どこか懐かしく、心地良くて。

そんなるんるんの曲達はずっと俺らが大切に守っていくよ。いつまでも。



一生懸命病と戦って頑張っただろうけど
この世にきっと心残りもあるだろう。
そんな心残りを俺らでよければ
勝手に背負って頑張っていくよ。

ずっと見守ってなくても良い。
勝手に耳に、目に入るように頑張って成長するから。
るんるんのやりたかった事、
少しでも俺らが叶えるから。

だから安心して、今はゆっくり休んで
今まで弾きたかったギターをそっちで夢中に弾いていてね。




姿形はなくなったのかもしれないけど、
心と音楽はずっと残るから。








最後に、
みくるの事をずっと気にかけて世話してくださった所属事務所の方々、
社会的には第三者であるバンドメンバーを最後までよくして頂いた御家族の方々、
献花式の場所を提供、お手伝いしていただけるLIVEHOUSE DRUM、ZEAL LINK、GreeN Musicの方々、
ご心配をおかけしたにも関わらず優しい言葉を掛けて下さった関係者の方々、
みくるの生前関わって下さった皆様、
そして応援してくれてるファンの皆、

この場を借りて、
本当にありがとうございました。




11月14日、急ではありますが
沢山の方々のご好意により
みくるの故郷である福岡と東京で献花式を行わせていただきます。

そこで心に踏ん切りをつけろとは言いません。
言えません。そんなの無理です。

ずっとギターのレコーディングもうちでやっていたから、
その時座っていた椅子を見るだけで
俺だって心が落ち着かなくなります。
曲を聴いただけでもそうです。


ただ、皆の中に少しでもみくるという存在を残してほしい、
そしてみくるに少しでも「お前こんなに沢山の人に愛されてるんだぜ」って。

是非、足を運んであげて下さい。
お願いします。








今頃きっと大好きな音楽に囲まれてるだろうな。





俺らは何があってもずっと今まで前を向いてきた。
今もそう。
みくるの為にも前を見据えています。

だから応援してくれている皆も、
心の整理が出来たら一緒に前を向いてくれたら嬉しいです。






逆風が吹いても立ち向かっていくぞ!
俺らと、みくると、ファンの皆で!

やれる事はやっていくんだ。

もう後悔する人生にはしたくないから。
させたくないから。

少しづつでもいいんだ。
一緒に歩むんだ。


















出逢ってくれてありがとね。るんるん。
優しい世界、一生懸命生きるね。


nisa