このブログでの私の呼び方:若林くん (たまに源ちゃん、源さん、源三さん)
全部やんけ! というツッコミは私が先にしておきますので不可。
いい男だよね。一人の男としても、ゴールキーパーとしても素晴らしい。
男でも女でも惚れるよね。安定した人気を誇るのも頷けます。
キャプつばキャラの中では、愛人にして欲しいキャラNo.1。 (但し若林くんが私を愛人にしてくれるかどうかは分からない)
初登場時は「源三」という名前が似合うほど、小6にしてオッサンくさかったのに、翼と出逢い、闘ったことで、非の打ちどころがないほどいい男に変化、成長していった。
どのキャラクターにも当てはまることですが、「大空翼」はある意味で通過儀礼みたいな存在なのですよ。
でも若林くんに限っては、当初から小学6年生とは思えないほどガキっぽさとは皆無だった。
「キャプテン翼」を読み始めたのは私もちょうど小6で、クラスの男子を見渡しても「……違う。あまりにも違いすぎる」とギャップに落ち込みました。
え? 比べる方がおかしいって?
若林くんは「わがまま」ではあったかもしれないけど、「生意気」ではなかったはず。サッカーへの情熱、ゴールを奪われまいとする執念の裏返しだと思えば、かわいいものです。
読み直して改めて感じたのは、「南葛小vs修哲小」の対抗戦が若林くんに与えた影響は、大きすぎるほど大きいこと。
一人のサッカープレイヤーとしても、ここまで鮮やかにプラスに変化・成長していったのかと、ひしひしと感じ取れます。
加えて若林源三の若林源三のたる所以が、ほぼ盛り込まれていますしね。
対抗戦は若林くんにとっても転機になり、成長を遂げたきっかけの試合といっても、過言ではないでしょう。
前半はスイーパーとして翼がゴール前に張りついていたおかげで、点が取れなかった修哲小。 前半終了間際の翼vs若林くんも、若林くんの隙をつく形でシュートを打つ翼に対し、
完全にぬかれた……
と呆然。そして

と初めて懇願。逆にビックリのチームメイトたち。
先取点取って「とりかご」を指示するところがちょっと姑息かなとも思いましたが、まあよいでしょう。 若林くんが言っているように、これは勝負なんだもん。
また、見上辰夫コーチが身近にいたことも大きい。
翼にオーバーヘッドキックでゴールを奪われたショックで、延長戦を放棄しようとする若林くんをビンタし、説教する見上さん。
それを受け止め、逃げずに前向きに、修哲小の勝利を目指して延長戦に臨んでいく。
それでこそ源三だ
源三 やはりおまえは本物だ
と見上さんが絶賛するくらい。これだけでも成長が分かりますもんね。
対抗戦の延長後半、追加点を決めた若林くんのシュートには本当にビックリでした。
「へぇー、キーパーってシュートもしてええんや」と素直に思った当時の私。
これ以降もオーバーラップする場面が稀に出てきますし、若島津健ちゃんもゴールを決めてますしね。
翼と出逢ったことでプロ意識が急速に高まり、ひと足先にブンデスリーガのある西ドイツ(当時)へ旅立つ若林くん。
「ボールはともだち。キャプテン翼展」の若林くんのコメントに高橋先生も書いてましたが、ほんとにブンデスリーガで正解でしたね! ドイツ語も、若林くんが話すにふさわしい言語だと思うの。
ゴールキーパーとしても、現実にいて欲しいと思わせるほど理想的な存在である若林くん。
挙げればキリがないですが、2つだけ。
「南葛SCvs明和FC」の決勝戦でも、怪我を負った黄金コンビの姿にうろたえるチームメイトに向かって、

と檄を飛ばして的確な指示を出し、落ち着かせる。
「全日本ジュニアユースvs西ドイツジュニアユース」でも、

味方を称え、アドヴァイスとフォローを欠かさない。
こんなふうに励まされたら、頑張ろう! という気持ちも起こるよね。
海外では若林くんの人気が高いというのも素直に頷けます。
もはや耳タコの観がある、「ペナルティエリアの外からはゴールを許さない」という伝説めいた定評。
いつの日か、翼や日向小次郎も「若林源三からペナルティエリアの外からゴールを奪った男」のリストに加わることができるんでしょうか。
見たいような、見たくないような、ちょっぴり複雑な心境。
特に雑誌で初めて読むときに、若林くんがシュートを防ぐシーン、あるいは奪われるシーンは、昔も今もハラハラドキドキしてしまう。
早くページをめくりたいような、めくりたくないような。
シュートを防いだときのカタルシス、ゴール奪われたときのショック、どちらも味わいたいのです。
このドキドキ感が「キャプテン翼」という作品の醍醐味の一つなのですから。
ちなみに「私が最も好きなゴールを守る若林くんの場面」はこれ!

「南葛SCvs明和FC」の決勝戦、若林源三vs日向小次郎の初対決。
集中線が醸し出すスピード感とド迫力が素晴らしいのなんのって!
これがたまらなくいいの! 好きなの!!
そして「私が最も好きなゴールを奪われる若林くんの場面」がこちら。

同じく「南葛SCvs明和FC」の決勝戦、逆転のゴールを決めた小次郎、決められた若林くん。
ここは小次郎のゴールの名場面にも挙げてもいいのですが、グローブが吹っ飛ぶというスピード感とド迫力が素晴らしいのなんのって!(二度目)
これがたまらなくいいの! 好きなの!!(二度目)
話は変わって。
こんなにいい男なのに女の気配がない、というのが謎であり、女の気配がないのも当然、と納得してしまうのが、若林くんの不思議なところ。(「女の気配」を「男の気配」に変えてもいいのだけど)
この人も翼とは違ったタイプのサッカーバカだから(←おい)、しょうがないといえばしょうがないのか……。
ここまできたら、若林くんに関連する女のキャラは、出さないで欲しいですね。
そして、ハンブルガーSVを放出された若林くんの所属先が無事に決まりますように!!(切実な問題)
カール・ハインツ・シュナイダーは所属しているB・ミュンヘンに来て欲しがっているけれど、もしもそんなことになったらブンデスリーガ内で敵はいなくなるやん!(今年のW杯を見ても、B・ミュンヘン所属選手の多いドイツの強さは分かる)
移籍した若林くんも、ゴールキーパーとして手応えがないと思うんだ。シュナイダー、ステファン・レヴィン、肖俊光が揃っていれば、キーパーはむっちゃヒマでラクでしょう。
でもブンデスリーガにいない若林くんも考えられないし……。
どうなさるんでしょうか、高橋先生。
若林くんに良いように事態が動いて、決着がつきますように!
試合に出ていない若林源三は、もはや若林源三ではないよ! 試合に出てこそ若林源三だよ!
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次はどのキャラクターについて語ろうかな。 お楽しみに……(している人が一人でもいると信じて!)