麗)先生…好きですっ!付き合ってください!!

ひ)…ごめん、守屋の気持ちには応えられない。

麗)そうですか、、グスッ、失礼します、


ガラッ‼︎

またあの人の冷たい言葉でこの教室から涙を流して出ていく。あの子は確か学校1可愛いと噂の守屋さんだ。この様子を私は教室のドアの前で覗いていた


ひ)はぁ、田村。

保)っ、またバレとったか、、


ガラガラ

少し落胆しながら教室に入った。そこには私には目もくれず、教卓についている椅子に座りただじっと沈み掛けの夕陽を眺めた先生の姿が保乃の目に映る

保乃はそんな先生の姿を絶妙な距離の席に座って眺めた


保)今日もモテモテですね。

ひ)バカにしてるのか?

保)してません笑。保乃そんなに性格悪くないし。

ひ)どうだか。


微笑んだ先生の横顔もやっぱりかっこいい。保乃は先生のことが好き。でも保乃が先生の眼中に入ることは多分ないから、保乃が先生に抱くこの感情に期待はしていない


ひ)大体、なんでお前は私が告白された日に限って来るんだ。

保)さぁ?たまたまですかね。

ひ)…もういい、話にならない。


ちょっと怒ってるんかな?いつもより声色が優しくない気がする


保)でもすごいですね、あの守屋ちゃんを振るなんて…、

ひ)なんだよあの守屋をって。

保)いや、なにも。やっぱり先生も生徒とは付き合えないって考えなんですか?

ひ)…違う、そんなんじゃない。

保)じゃあなんでっ、

ひ)彼女は私なんかよりもっと素敵な人と幸せになった方がいい、、そう思ったから。

保)っ、


そう先生は保乃の目をしっかり見つめて言った。今までにない真剣な顔で、少し身震いしてしまいそうなほど鋭い目や

でも、先生は自分自身をまるで分かってない。先生はとっても素敵な人なのに、、


保)保乃は…先生のことが、

ひ)田村。

保)っ、、

ひ)そんなこと言わないで…、

保)え、


保乃の目に映った先生は少し悲しそうな表情で俯いた。先生…そこは言うんじゃないん?他の人と幸せになってって、、焦らされたら…期待してまうやろ、


保)先生…、


ギュッ


ひ)っ、ちょっと、、田村、


保乃は先生の小さな体を背中から抱きしめた。服越しからでもわかる筋肉質な体に少し興奮してまう。あぁ、やっぱり保乃はとんでもない変態さんや


保)先生が好き。

ひ)っ、

保)この気持ちが叶うなんて保乃はさらさら思ってへん。やけど…もし先生と保乃が同じ気持ちやったら…受け入れて欲しい、

ひ)田村…、

保)名前で呼んで、、

ひ)っ、保乃…ちゃん、

保)ふふっ、先生…、


チュッ

先生は保乃の名前を控えめに呼んで保乃の唇を簡単に受け入れた。先生の香水じゃないいい匂いに思わず頭がクラクラしてしまう。先生が保乃の物になった瞬間やった


ひ)っはぁ、、

保)…先生キスヘッタクソやなぁ笑。

ひ)う、うるさいっ////////、


認められなくてもいい、見放されてもいい。保乃は先生と一緒にいられるなら、なんでもいい


ひ)愛してる、、保乃ちゃん、


先生、いつか保乃も先生のことを名前で呼んでいいですか?






















END.