北山清太郎 【1888年3月3日 - 1945年2月13日】
~モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち~
2016年11月19日(土)~2017年1月15日(日)
和歌山県立近代美術館
≪巡回展≫
2017年1月28日(土)-3月12日(日) 下関市立美術館
昨年12月、和歌山へ行ってきました!
和歌山県出身といったら、松下幸之助 さんが有名ですが…
ゴッホ ファンの私にとって、和歌山県出身の『タンギー爺さん』、
ペール北山(北山清太郎) さんも、大事な人になりました
北山清太郎さんは、
美術雑誌を出版して日本にヨーロッパ美術を紹介したり、若い洋画家たちの展覧会を開いたりして芸術家の活動を支援しました。
印象派の画家たちやゴッホ、セザンヌらを支援した画材屋さん
ペール・タンギー(タンギー爺さん)みたいだから… ということで、
「ペール北山」と呼ばれていたそうです。
ゴッホが描いた「タンギー爺さん」の肖像画の背景には、
浮世絵が描かれています。
ペール・タンギー のお店では、日本の浮世絵版画を売っていて、
北山清太郎さんは、美術雑誌でヨーロッパ美術を紹介していた…
「ペール北山」 って呼びたくなっちゃう気持ち、わかりますね~
北山清太郎 さんは、美術の世界を離れた後、アニメの世界に転向、
「日本初のアニメーション作家」 でもあります。
~モネ、ゴッホ、ピカソらと大正の若き洋画家たち~
ゴッホ、ゴーギャン、ピカソ、ミレー、ヴラマンク、ピサロ、セザンヌ、モネ、ロダン、ムンク、ドガ、ルノワール、ロートレック、シスレー、斎藤与里、高村光太郎、岸田劉生、萬鉄五郎、木村荘八、藤島武二、有島生馬、川上涼花、椿 貞雄など…
たくさんの絵を見ましたが、 私はやっぱりゴッホ!
《雪原で薪を集める人びと》 フィンセント・ファン・ゴッホ
雪の中、薪を背負って家に帰ってゆく家族を見守っているような
夕日の色 がとっても暖かい感じで…
「今日も一日お疲れさま。
ゆっくり休んで、また明日、会おうね!」 って言ってるみたいで、
あらためて 「ゴッホ、大好き」 になりました
和歌山県立近代美術館 2016/11/19~2017/1/15
同時開催の 「大正の異色画家たち」 も見てきました!
佐伯祐三、保田龍門、岸田劉生、東郷青児、野長瀬晩花、田中恭吉、川口軌外など…
印象的だったのが、この作品!
《母の像》 保田龍門
手を合わせているお母さんの肖像画です。
ミレーの「晩鐘」を見た時と、似たような印象を受けました。
心の中の神様が描かれているような…
そしてなんと
和歌山市に住んでいる従兄が連れて行ってくれたのが、こちら!
和歌山市にある紀陽銀行本店の壁面レリーフは、
和歌山県出身の芸術家、保田龍門 さんの作品だそうです