バカは夜明けによく笑う(仮) -27ページ目

その時あなたはどうする!

友人2人、僕を含め3人でくだらない話をしていた。

ひょんな事から話題は「一緒にいる人の鼻毛が出ていたらどうする?」になった。
どこにでも転がっているくだらない話だ。

A君は言う。
気づかないふりをするのが優しさなのだと。
わざわざ指摘して気まずい雰囲気になることなどないと。


僕は言う。
いーや。自分の鼻毛が出ていたら言ってほしい。
ずっと鼻毛が出たまま過ごすなんて誰もが嫌だろ?教えてやるのが優しさなのだと。


話しながらも、あれ?俺、今鼻毛出てないよな?と、みんなさりげなく鼻をすすってみたり、鼻を掻いてみたり。

議論はA君と僕の平行線を辿っていたが、今まで聞き役に回っていたB君が口を開いた。
「俺だったら、出ている鼻毛を抜いてやるな。」

バカは夜明けによく笑う-鼻毛スカル


A君と僕は驚いた。
もう一度聞き返すとB君は説明しだした。

出ている鼻毛を抜いてやる。それが優しさだろ?
なんか顔についてるからちょっとじっとしてて。と言い、
おもむろに出ている鼻毛をつかみ、一気に引き抜く。相手は思わず「痛てぇぇ!」と言う。
そこで恥かしさは笑いに変わり、相手は自分の汚いモノを触ってまで綺麗にしてくれた。という感謝と喜び。

優しい!それが一番優しい!
満場一致だった。

鼻毛が出ていたら抜いてやる。
ズボンのファスナーが開いていたら閉めてやる。
音もなく突如として刺激臭があたりに立ち込めたら全部吸い込んでやる。

そんな本物の優しさに触れた時、相手と自分との距離は一気に縮まるんじゃないのかな。
そして優しさは伝播してこの世界を包むだろう。

あぁ、素晴らしきこの世界。