ジャガイモデイズ
8月15日の午後12時半くらいのこと天気がいい
病気になりそうなほどまぶしい日差しの中
荷台にジャガイモを積んで走っていた
「でもまぁ、夏は嫌いかな」
芋かじりながら物凄い形相でつぶやいた
あぁ大きな交差点通りかかる時
飛び込んで来やがったのは
赤い瞳の女の子!!
ばぁぁぁぁっと吹き飛ぶトラックが
ビルの五階へ突き刺さる
車体が彼女に当たった瞬間
倍の力で跳ね返された
嘘みたいな斥力が
「うそじゃないぞ!」
って作用する
彼女は無傷で両目を見開き
散りゆく僕を鼻で笑った
僕の働く運送会社での残業中
今は何時?
8月14日の午前12時過ぎくらいを指す
素朴なジャガイモの味を覚えていた
でもさぁ少し不思議だなぁ
あの交差点で昨日見た夢(?)を思い出した
「もう今日は帰ろうか」
明かり消した時窓の外に見えた
閃光と激しい爆発音
落下していく
