鎖骨下にある小さなしこりが気になったのが
8年くらい前
忙しいから、きっと大したことないからと
言い訳をしながら放置した
やっと診てもらった時の診断は
〝脂肪腫〟
小さいので悪さはしないと
そのままで大丈夫ですと言われた
少しづつ大きくなった脂肪腫を切除したのが
一昨年の夏
ガン家系なのでそれも調べて欲しいと言った
調べてもらったと思ってた
旦那様は当時単身赴任だったので
子供達だけに出来ず
病院に無理を言って
入院はせず局所麻酔で日帰りにしてもらった
怖かった
痛かった
切除したの脂肪腫を生検に出した
異常があればお知らせしますと言われた
その年の秋には別の病院で
人間ドックをやった
マンモグラフィーも撮った
何一つ再検査はでなかった
そして昨年の夏
癌だと言われた
『大き過ぎて見逃したのでは』と
『癌全体にマンモやエコーを当てていて気付かなかったのでは』と
体の痛みや
異常なほどの疲れやすさは歳のせいにした
家のことやご飯の支度も
手抜きになったりした
反抗期の娘に『何もしない』
と、責められた事もあった
全部が全部、癌のせいじゃないのは
分かってる
病院も先生も技師さんも
見逃したくて見逃されたんじゃないのも
分かってる
旦那様の単身赴任も
娘の反抗期も
仕方のない事
分かってる
気づけなかったのは私
病気になったのは私
ずっと我慢していた
深く深く沈めていた
怒りや悲しみが
いきなり溢れてきた
そんな感情が
手術が出来ると言われたこの段階で
溢れ出てくるとは思わなかった
嬉しさと
一緒に湧き上がる
このどうしようもない感情に
誰も気付かない
気付くはずもない
誰にも伝えなかったし
伝えるつもりもなかったけど
やっぱり
すごく
辛かった