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 画像は2年前に中古CD屋で購入した尾崎豊のシングル「FORGET-ME-NOT/OH MY LITTLE GIRL」(2001年)です。「FORGET-ME-NOT」は3rdアルバム「壊れた扉から」(1985年)に、「OH MY LITTLE GIRL」は1stアルバム「十七歳の地図」(1983年)にそれぞれ既に収録済みでしたが「FORGET-ME-NOT」が映画の主題歌となったためにシングルカットされたようです。自分は尾崎豊のオリジナルアルバムを全て持っているので買う必要は無かったんですが、ジャケット写真に惹かれたので購入しました。「都会」のイメージのある尾崎と木々の組み合わせが新鮮です。





 楽曲に関して。自分はこの「FORGET-ME-NOT」が尾崎豊の曲の中でも5本の指に入る名曲だと思っています。メロディや歌い方もいいと思うんですがそれよりも抽象的な歌詞が個人的に好きです。「初めて君と出会った日 僕はビルのむこうの/空をいつまでも さがしてた/君がおしえてくれた 花の名前は/街にうもれそうな 小さなわすれな草」。これがこの曲の1番とラストのサビの詞です。・・・何を言ってるのかわかります?「ビルのむこうの空」を探すってどういうことだよ?植物の名前を教えてくれたから何なんだよ?って思いますよね、普通。でも少し考えてみると「僕」が探していた「ビルのむこうの空」=「遠くにあるもの」と「君」が教えてくれた「街にうもれそうな 小さなわすれな草」=「近くにある(けど気付けなかった)もの」の対比がなされていることに気付くわけです。そして2番のサビも見てみると「二人が育くむ 愛の名前は/街にうもれそうな 小さなわすれな草」とあり、「近くにある(けど気付けなかった)もの」とは「愛」を意味していることがわかるんです。それらを総合して考えてみると≪「僕」はずっと愛を探してもがいていたけど、そんな「僕」に「君」は愛は初めからすぐそばにあったんだと気付かせてくれた≫という、そんな歌詞だということが判明するわけなんです。





 まあ、ここまで「FORGET-ME-NOT」の歌詞について述べてきましたがこれは個人の解釈で、尾崎豊が本来意図していたものとは違うかもしれません。でも尾崎豊の歌詞が聞き手に様々な想像させうる抽象性・文学性の高いものであることは事実だと思います。他にも抽象的で面白い曲はたくさんあるので、偏見を持っている人にはちゃんと聴いてもらいたいなあと思っています。